村上悠です。
経営する賃貸物件で空室時のリフォーム、大規模修繕を行ったことがあります。
その経験をベースに記事を書こうと思います。
今回は、室内の階段に手すり(手摺)を取り付けるバリアフリーのリフォームについて取り上げます。
リフォームの費用、価格、値段、手摺の価格について解説します。
その他、手すりの取り付けの施工方法、DIY、自作で手すりを取り付け、自分で取り付けて危険はないのか?
お得な情報として、介護保険制度の適用についても、お話します。
↑ ↑
リフォーム費用をできる限り安くするにはこれが一番!
クリックしてみてください。
まずは、階段に取り付ける手すり(手摺)本体の価格について説明します。
階段用の手すり(手摺)の価格は、階段の段数や形状によって異なります。
よくある木製の階段用手すり(手摺)であれば、価格は、約5,000円~40,000円と安いです。
これがこちらの写真のように、LED付きの階段用手すり(手摺)になると、価格は約130,000円(手すり4000mmの場合で)と高くなります。
LED付きの手摺の価格は、高くなりますが、高齢者のいるご家庭には、安全面からもLED付きはおすすめです。
写真は、LIXILの「手すりユニットA」LED付き仕様の手すり(手摺)です。
屋内が暗くなると、自動で、手すり下側に内蔵したLEDライトが点灯し、手元・足元を広範囲でやわらかく照らしてくれるので安全です。
逆に明るくなると、自動で、LEDライトは消灯しますので、電気代も1ヵ月約30円と、とても安いです。
さらに、階段に取り付ける飾り手すりの場合、手すり(手摺)の価格だけで約300,000円と高額になります。
通常、バリアフリーのリフォームでは、この階段に取り付ける飾り手すりは、採用されるケースはほとんどないので、今回はこの手すりを除外してリフォーム費用を解説していきます。
階段への手すりの取り付けは比較的簡単でリーズナブルなリフォームです。
仮に手すりの長さを4000mmとすると、リフォーム施工費用は、おおよそ以下の金額になります。
手すり(手摺)本体の価格は、含まれておりません。
■取り付け施工費:約3万円
(手すりの取り付けは簡単な工事で、特別な技術料は発生せず、手間賃のみ。)
■下地補強代:約2万円
(手すりを取り付ける場所の下地が弱いと補強する必要があります)
■電気工事費用:約1万5000円
(LED付き手すりの場合は電気工事が必要になります)
できるだけ安く費用を抑え、階段に手すりを取り付けるケース(下地の補強も不要)は・・
木製の階段用手すり(手摺)の約5,000円~40,000円に、取り付け施工費をプラスした金額、35,000円~70,000円になります。
ただし、この金額は、あくまでも目安であり、階段の形状によっても、金額は異なります。
ちなみに、階段は、大きく4パターンあります。
■直階段
階段が、上の階へまっすぐと伸びたもので、最も一般的なタイプ。
■かね折れ階段
階段の途中でL字の形で折り返しているタイプ。
このページの写真は全てこのタイプの階段です。
■折り返し階段
階段の途中でU字の形で折り返しているタイプで、かね折れ階段の踊り場より、スペースが広いです。
■螺旋階段
このタイプは形状が複雑なので、リフォーム施工費が高くなります。
このリフォーム施工費用は、比較的安いものですが、さらにリーズナブルな費用、価格、値段で済ませるために、
そして、リフォームを確実に成功させるために、やはり、複数のリフォーム施工業者から見積もりを取るのが、重要です。
その際には、こちらのリフォーム比較サイトを活用されるといいです。
↑ ↑
リフォーム費用をできる限り安くするにはこれが一番!
クリックしてみてください。
住宅のリフォームは、様々な目的で行います。
その中でも、高齢者等、動きにくくなった身体でも、住みやすい住宅にする目的でリフォームをする場合、介護保険が使える場合があります。
介護保険を利用すれば、自己負担を1割で済ませることができます。
今回の階段への手すり取り付けリフォームも、介護保険の適用がれば、1割自己負担で行うことができます。
介護保険制度を、解説します。
基本的に65歳以上の方の介護や介護予防のために利用できる制度です。
■正式名称は、「介護保険居宅介護(介護予防)住宅改修費の支給制度」といいます。
■介護保険の適用を受ける条件
(1)介護保険の保険者である
(3)該当する6つの工事
手すりの取付け、段差の解消、滑りの防止及び移動の円滑化等のための床又は通路面の材料の変更
引き戸等への扉の取替え(扉の撤去を含む)、洋式便器等への便器の取替え
その他上記に付帯する必要な工事
(4)上限が一人20万円
介護リフォームの対象となる工事費は、原則として1人上限が20万円までと決まっています。
つまり、20万円のリフォームを、自己負担2万円で行うことができるということです。
介護保険制度では、「ケアマネジャー」が、介護サービスの利用についてのコーディネートを行なっています。
不明な点は、リフォーム会社に相談する前に、必ずケアマネージャーに事前に、相談するのがいいです。
ご注意ください!!
国民生活センターによれば・・
リフォーム会社が、介護保険が使えるからと、強引にリフォーム工事を始め、後で、高額な料金を請求してくるといった悪質なケースが、実際に発生しているそうです。
こういった、強引で詐欺まがいのリフォーム業者にひっかからないためにも、こちらのリフォーム比較サイトを活用するといいです。
実際に使ってみましたが、よかったです。あなたもリフォームに不安や悩みがあるなら、きっと満足するはずです。
階段に手すりを取り付ける施工工事は、比較的簡単で、基本的には、壁に手すりを、ねじやボルトで固定する作業です。
ただし、手すりを取り付ける場所の壁の強度や状態に問題がある場合には、下地を補強する工事も必要になります。
さらに、LED付きの手すりを取り付ける場合には、電気工事が必要になります。
今回は、階段への手すりの取り付けをDIY、自作で可能か?
自分で取り付けて危険はないのか?
について解説します。
まず、結論から言いますと・・
階段への手すりの取り付けは、DIY、自作でもできます。
ある程度、日曜大工の経験があれば、可能だと思います。
しかし・・自分で取り付けて危険はないのか?
ここは、正直、かなり危険です。
階段への手すりの取り付け工事を、要するに、壁に手すりを取り付けるだけだから・・簡単だと、甘く考えている方が多く、手すりを、DIY、自作で取り付ける方がいます。
壁には下地という柱になっている部分があり、その部分に、しっかり手すりを取り付ける必要があります。
慣れている職人さんであれば、壁をたたき、その音等で、手すりを取り付ける場所を、判断できますが、素人には難しいです。
壁に、適当に、手すりを取り付けてしまうケースがあり、本当に危険です。
この手すりには、想像以上に、かなり大きな負荷がかかります。
壁の補強が充分でなかった等、何らかの理由で、万一、この手すりが外れ落ちでもしたら、大変なことになります。
階段から転落したり、大怪我をすることもあり得ますし、実際に、そういった事故は発生しています。
DIYで、自作で、階段に手すりの取り付けをお考えの方は、自分で取り付けて危険はないのかを、もう一度、慎重に考えられた方がいいです。
今回は、室内の階段に手すり(手摺)を取り付ける、バリアフリーのリフォームについて解説しました。
この階段への手すりの取り付けリフォームは、工事も簡単で、費用、価格、値段も、他のリフォームに比べると安いです。
簡単な工事だからと、この手すりの取り付けを、DIY、自作で行おうという方もいますが、そこは、本当に、自分で取り付けて危険はないのか?
慎重に検討するようにお願いします。
その他にも・・
■手摺の価格は?
■階段に手すりを取り付けるリフォームの費用、価格、値段は?
■介護保険制度の適用はあるのか?
■階段に手すりを取り付ける施工方法は?
についてお話しました。
これを参考に、ぜひ、階段への手すりの取り付けリフォームを成功させてください。
今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
著者情報:
村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表
経営するRCマンション、平屋ガレージハウス等、複数の賃貸物件について、空室対策として何度もリフォームを行ったことがあります。
リフォームは、室内のクロス、床、天井といった小規模なものから、屋根や外壁をリフォームする大規模修繕の経験もあります。
また、自宅を三井ホームで建て、さらに賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、新築の家づくり経験もあります。
そういったリフォームや家づくり経験で得た気付き、知識等を、記事にしていきたいと思います。
リフォームや家づくり等に役立つであろうと、資格も取得しました。
賃貸業など不動産ビジネスに役立つであろうと、宅地建物取引士に2008年に合格。
また、家づくり、リフォームに色彩は重要ということで、2級カラーコーディネーター(商工会議所)の資格を2019年に取得。
さらに、以前サラリーマン時代に、国内旅行業務取扱管理者の資格も2016年に取得。