村上悠です。
自宅以外に、平屋のガレージハウス(賃貸)を建てた経験があります。
もともと平屋が好きで、この家を建てる際には、かなり平屋について研究もしました。
その経験をベースに記事を書こうと思います。
この記事をお読みのあなたは、おそらく、3LDKの間取りの平屋を建てることを計画していて、住みやすく快適な3LDKの間取りについて、どうすればいいのか、知りたいのでは?
今回は、人気の間取り3LDKについて、様々な点から考察していきます。
まずは、玄関の位置別に、南玄関、西玄関、北玄関、東玄関の間取りについてみていきます。
そして、3LDKの間取りについて、さらに掘り下げていきます。
そもそも3LDKの平屋に、客間の和室、便利なロフト、人気のランドリールーム、おしゃれな土間、さらに書斎について、それぞれの必要性も含め、詳細にみていきます。
さらに、こちらの平屋の間取り図の見方・考え方をまとめた記事も参考になるはずです。
ぜひ、あわせて、お読みください。
平屋の間取り図の12のチェックポイントをまとめてみました。
理想の平屋を建てたい方、絶対に失敗したくない方は、ぜひお読みいただければと思います。
今回の記事は、平屋の3LDKの間取りについて、重要なポイントを解説しており、あなたの平屋づくりに参考になると思います。
ぜひ、この記事を最後までお読みいただき、理想の3LDKの間取りの平屋を建ててください。
平屋の注文住宅で絶対に失敗しないために、一度、こちらもお読みいただければと思います。
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出典:ミサワホーム
平屋3LDK・南玄関の間取り
建築面積 | 91.91m²(27.85坪) |
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延床面積 | 84.46m²(25.59坪) |
この平屋の3LDK・南玄関の間取りは、こちらの記事「平屋の間取り(25坪)を考察!3LDKの家にはヒントが満載!」で詳細にみましたので、こちらの記事をご覧ください。
平屋の3LDKは人気ですが、その中でも、明るい玄関になる、南玄関、東玄関は、特に人気がある間取りです。
出典:住友林業の家
平屋3LDK・東玄関の間取り
建築面積 | 92.74㎡(28.05坪) |
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延床面積 | 89.43㎡(27.05坪) |
平屋3LDKの東玄関の間取りの特徴です。
まず、東に玄関を配置している東玄関なので、明るい玄関になっており、特に朝は爽快です。
気持ちののいい1日をスタートできる玄関の間取りになっています。
玄関を東に配置しているため、LDKを南面に大きくもってくることができた間取りになっています。
また、東玄関のホールとLDKを直結させることで、無駄な廊下をなくすことにも成功した間取りです。
これにより、1日を通して、日の光が入る明るい快適なLDKになっております。
さらに、このLDKの前面には、大きなテラスがあり、そこを通じて、外ともゆるくつながっております。
出典:住友林業の家
平屋3LDK・西玄関の間取り
建築面積 | 89.43㎡(27.05坪) |
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延床面積 | 87.77㎡(26.55坪) |
こちらの平屋・3LDK・西玄関の間取りの特徴です。
まず、西に玄関を配置する西玄関であるため、西日が眩しい玄関になっています。
西日の眩しさを防ぐ何らかの工夫が必要な間取りです。
LDKを平屋の中央に配置させ、各部屋へは、LDKから出入りする間取りになっています。
常に家族の気配を感じることができる、平屋の良さを活かした間取りです。
西玄関のホールをLDKに直結させているため、無駄な廊下をなくし、その分居室が広く快適になっています。
出典:ミサワホーム
平屋3LDK・北玄関の間取り
建築面積 | 90.67m²(29.29坪) |
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延床面積 | 86.12m²(28.70坪) |
平屋3LDK・北玄関の間取りの特徴です。
玄関を北に配置する北玄関のため、一日中暗く、寒い玄関になっています。
北玄関は、あまり人気がありませんが、敷地の都合上、北玄関にするケースもあります。
その際には、寒さ対策、特に冬の寒さに対する対策が必要になってきます。
LDKは東南の角に配置しているため、1日中、日が差す明るい快適な空間になっています。
北玄関とは、かなり対照的です。
さらにLDKの前面にあるテラスにより、家の中と外とがゆるくつながる間取りになっています。
テラスに向けた大開口部より、外の光、風、匂い・・室内にいながらにして、外の庭を感じることができる間取りです。
ここでは、平屋の3LDKにおける和室について取り上げたいと思います。
よく来客の際に、泊まってもらうためにと、客間として6~8畳の和室を導入されるケースが多いです。
しかし、その多くは、泊まりの来客はほとんどなく、和室は、ほぼ使われていないというのがほとんど。
平屋の3LDKとなると、スペース的な問題もあり、広い和室は不要と私は考えます。
ただ・・和室を、全くなくしてしまうと、万一、泊りの来客があった場合に困ると、あなたは心配されるのでは?
そこで、おすすめなのが、LDKの一部に、小上がりの3畳程度の小さな和室を設けることです。
2つの画像は、小上がりの小さな和室の例です。
実は、この小上がりの小さな和室には、様々なメリットがあります。
まず、フラットな床のLDKの一部に、床に段差を設けて、小上がりの空間を設けることで、LDKの空間が立体的でおしゃれになります。
床に段差があるため、ゴミやほこりが和室に入り込むことを防げますし、その段差の床(畳面)に椅子がわりに座ることも可能です。
畳に寝るのも、ある意味ベッド感覚で寝れたり、使い勝手がいいです。
そして何より、この程度の広さであれば、3LDKの平屋にも無理なく、導入できます。
もちろん、来客時の客間にも使うことができます。
ぜひ、小上がりの小さな和室の導入を検討されては、いかがでしょうか。
3LDKの平屋の場合、2階がない分、当然、床面積は狭く限られたスペースになります。
そのため、充分な収納スペースが確保できていないケースが多いです。
皆さん、なんとか、日常のモノを収納する場所は確保されていても、趣味など、普段、使わないモノの収納に苦労されています。
こちらの記事「平屋の間取り(25坪)を考察!3LDKの家にはヒントが満載!」でも、平屋におけるロフトの必要性について記載しましたが、平屋だからこそ、ロフトは必要だと、私は考えます。
詳しくは、先穂の記事をお読みいただきたいのですが・・
多目的に使えるロフトに、モノを収納することで、平屋での暮らしを、快適にできるからです。
平屋の屋根と天井の間に設けるロフト、ぜひ、導入を検討されてみては、いかがでしょうか。
天井と屋根の間の高さが1.4mを超えてしまうと、その空間は、ロフトではなく、通常の部屋とみなされてしまいます。
平屋であれば、1.4m以下の高さに抑えたロフトを導入する必要があります。
ここでは、ランドリールームについて取り上げます。
3LDKの平屋に限ったことではありませんが、間取りを決める際に、家事動線をいかに良くするかは、重要なポイントです。
できる限り家事を効率よく行えるように、間取りを決める必要があります。
家事にもいろいろありますが、特に洗濯とい洗う、干す、しまうといった一連の流れの家事が重要です。
この家事を、いかにスムーズにするかが、家事動線のポイントです。
洗濯は、毎日行う家事であり、ここを効率よくできることで、他の家事の効率もアップさせることができます。
その意味では、ランドリールームの導入は、検討の価値が大きいです。
ランドリールームを設けることで、洗濯の全ての作業を、1か所で行うことができます。
時間や天気を気に左右されず、いつでも洗濯を干すことが可能です。
花粉やPM2.5など有害物質の、洗濯物への付着を防げます。
ランドリールームを設置するメリットは、大きいです。
間取りを検討される際に注意すべき点を1つあります。
このランドリールームのキッチンとの位置関係です。
キッチンからできる限り近い位置に設置するのが、重要です。
料理をしながら、スムーズに洗濯もできるというのが理想です。
ぜひ、ランドリールームの設置を検討されてはいかがでしょうか。
こちらの画像は、玄関から続く通り土間に沿ってLDKがあります。
実におしゃれです。
一見、無駄なスペースのように思われる方もいると思いますが・・
土間があることで、家の中と外とが、緩やかに繋がり、室内にいながらにして、外を感じることができます。
この土間があることで、心豊かな気持ちになれる空間になるから不思議です。
土間とは、地面と同じ高さにつくられた、土足のまま上がれる場所のことです。
玄関から室内に入る時に靴を脱ぎますよね。
その靴を脱ぐ場所が土間です。
そういった土間を、家の中に取り込む、おしゃれな平屋が増えてます。
リビングの一部を土間にして、そこに愛車のバイクをおいたり、趣味を楽しむガレージのような空間にしたり。
土間に薪ストーブを設置し、その横には、薪をつんでおいたり。
家の中に取り込んだ土間は、どれも本当におしゃれです。
土間は、靴を脱がずに、気軽に家の中に入れる空間です。
そんな土間により、近隣住民とのコミュニケーションがとりやすくなる効果もあります。
ある程度、広さに余裕のある平屋であれば、こういった遊び心ある土間、特殊なスペースを家の中に取り込むのは、ぜひ、トライしてみるといいです。
平屋は、2階がない分、とても限られたスペースであり、書斎のための専用の部屋を設けるのは、広さ的に難しいです。
皆さん、書斎という大げさな空間ではありませんが、間取りを工夫し、簡単なワークスペースを設けるケースが多いです。
こちらの画像は、子供の学習机がキッチンカウンターに隣接して設置されています。
子供の勉強の様子を、キッチンで家事を行いながら、見守ることができます。
子供が成長したタイミングで、今度は、書斎として使うことも可能です。
カウンターにお洒落なアイテムを飾れば、もうそこは書斎の空間です。
これであれば、スペースをとることなく、書斎を設けることが可能です。
平屋で、スペースをとることなく書斎を設ける、もう一つの方法は、ロフトです。
天井と屋根の間に、高さが1.4mを超えないように設ける空間がロフトです。
ロフト内で、完全に起立して行う作業は無理ですが、座って行う作業は、全く問題ありません。
ロフトは隠れ家的な、すごく心地よい空間で、集中して作業できます。
書斎として、使うにはもってこいです。
ぜひ、書斎が必要な方は、ロフトを検討されてはいかがでしょうか。
以上、平屋の人気の間取りである3LDKについて考察しました。
最初に、玄関の位置別に、間取りをみました。
人気の間取りである南玄関、東玄関について、さらに北玄関、西玄関の間取りについても確認しました。
そして、3LDKの間取りについて、さらに掘り下げました。
広い和室の必要性、便利なロフトの必要性について。
家事動線を良くするランドリールームの必要性、そしておしゃれな土間、さらに書斎についても、詳細に考察しました。
今回の記事が、あなたの平屋づくりに参考になると幸いです。
最後まで、おつきあいいただき、ありがとうございました。
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著者情報:
村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表
経営するRCマンション、平屋ガレージハウス等、複数の賃貸物件について、空室対策として何度もリフォームを行ったことがあります。
リフォームは、室内のクロス、床、天井といった小規模なものから、屋根や外壁をリフォームする大規模修繕の経験もあります。
また、自宅を三井ホームで建て、さらに賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、新築の家づくり経験もあります。
そういったリフォームや家づくり経験で得た気付き、知識等を、記事にしていきたいと思います。
リフォームや家づくり等に役立つであろうと、資格も取得しました。
賃貸業など不動産ビジネスに役立つであろうと、宅地建物取引士に2008年に合格。
また、家づくり、リフォームに色彩は重要ということで、2級カラーコーディネーター(商工会議所)の資格を2019年に取得。
さらに、以前サラリーマン時代に、国内旅行業務取扱管理者の資格も2016年に取得。