トイレのリフォームをマンションで行う場合の注意点とは?

トイレのリフォームをマンションで行う場合の注意点とは?

 

トイレのリフォームをマンションで行う場合の注意点とは?

2019/01/28

 

 

 

 

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村上悠です。
経営する複数の賃貸物件について空室時の各部屋のリフォーム、さらに大規模修繕を行ったことがあり、リフォーム経験はかなりあります。
その経験をベースに記事を書こうと思います。

 

トイレのリフォームに限りませんが、マンションでリフォームを行う場合、注意すべきことがあります。

 

思うようにリフォームができない可能性があるということです。


 

 

 

 

意外と、皆さん、このマンションにおけるリフォームの注意点をご存知ありません。

 

自分で所有するマンションであれば、自分の持ち物であるし、当然、どこでも自由にリフォームできるに違いないと、誤解されています。

 

しかし・・マンションの管理規約上、何らかの制限があったり、マンションという構造上の理由で、リフォームできない場合があります。

 

今回は、マンションで行うトイレのリフォームについて、注意点も含め、詳細に解説していきます。

 

 

 

 

 

 

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マンションでは、タンクレスを設置するトイレリフォームができない?

 

まず、マンションの構造上の問題で、トイレリフォームが制限される場合についてお話しします。

 

大きく2つの制限があります。

 

 

 

 

まず、タンクレスタイプを設置するトイレリフォームに関する制限についてお話します。

 

まず、トイレには2つのタイプがあります。

 

トイレの洗浄方法が、タンクにためた水で流すタンク式のものと、水道直圧式の水流を使う、水道圧で洗浄するタンクレスの2タイプです。

 

タンクレスは、水道の給水栓から直接水を取り入れ洗浄するので、どうしても、ある程度の水圧が必要になります。

 

水圧が弱いと、洗浄能力が落ち、水圧が弱過ぎると、タンクレスを設置できません。

 

マンションは、集合住宅という性質上、給水圧力が低く、タンクレスのトイレを設置できないケースがあります。

 

特に高層階に設置するとなると、下の階より、より水圧が弱くなるケースが多いので、通常のタンクレスの設置が、難しくなります。

 

ちなみに、 戸建の住宅でも、2階以上だと水圧が不足し、タンクレスを設置できないことがあります。

 

ただし、最近では、加圧装置が装備されたタンクレスタイプのトイレがありますので、それを導入することで、水圧に関係なくどこでも設置は可能です。

 

加圧装置が、水圧を上げ、洗浄力を上げるので、水圧の弱い場所でも、タンクレスタイプのトイレを設置することが可能です。

 

以上、トイレリフォームをマンションで行う場合の1つ目の注意点でした。

 

タンクレスタイプのトイレの設置を希望される方は、ご注意ください。

排水方式が違う便器を設置するトイレリフォームはできない?

 

 

 

次に、同じ排水方式のトイレを設置する必要があるという制限についてです。

 

トイレの排水方式は、「床排水」と「壁排水」の2種類があります。

 

■トイレの排水管が、壁に接続されておらず排水管が見えないタイプが床排水。

 

■壁から排水管がつながれているため、排水管が見えるタイプが壁排水。

 

マンションは、建物により、トイレの排水方式が違い、床排水の場合もあれば、壁排水の場合もあります。

 

ちなみに、戸建ての場合は、床排水タイプの便器がほとんどです。

 

 

マンションでトイレリフォームを行う場合は、現在の便器が、どちらの排水タイプなのか、ご注意ください。

 

まず、現在の便器が、どちらの排水方式のものかを確認します。

 

そして、同じ排水方式の便器で、リフォームする必要があります。

 

トイレリフォームの際に、おさえるべきマンションならではの、2つ目の注意点でした。

管理組合の規約上で制限を受けるか?

 

 

 

 

マンションの多くは、リフォームする際、マンションの管理組合(マンションの住戸人により構成)に事前に連絡する必要があります。

 

分譲マンションのように、自分の専有部分(室内)であれば、何ら制限をなく、自由にリフォームできると勘違いされている方が多いですが、それは間違いです。

 

マンションの管理組合は、規約を定め、マンションで快適に暮らすためのルール、建物の使用などについて定めています。

 

例えば・・

 

これは、あくまでも事例でありますが、リフォームの際には、事前に管理組合への届出が必要であったり、隣戸の承認が必要であったりします。

 

さらに、床材を勝手に他のものに変更できないとか、リフォームに関し、あれこれ制限を設けていることがあります。

 

マンションで、トイレを増設する等、何らかのリフォームを行いたい方は、リフォーム工事に着手する前に、まずは、管理組合に相談しましょう。

 

あわせて、マンションの管理規約も確認しておきましょう。

 

この手順を踏まず、勝手に、自己判断でリフォームを行った場合、後々、大きなトラブルになることもありますので、注意が必要です。

マンションでトイレリフォームを行う際の注意点のまとめ

 

最後に、マンションでトイレリフォームを行う際の注意点をまとめます。

 

 

 

 

管理組合に相談、管理規約を確認

 

まずは、リフォームの内容にかかわらず、全てのリフォームについて、マンションの管理組合に相談をします。(あわせて、管理規約の確認も行います。)

 

組合への相談するタイミングは、リフォーム工事に着手する前です。

 

工事の後では遅すぎますので、ご注意ください。

 

 

マンションの構造上の問題について確認

 

トイレの給排水を確認します。

 

水圧が低いと、通常のタンクレスタイプの便器が設置できなかったり、排水方式の異なる便器を取り付けできないといった問題を確認するためです。

 

ここは、素人では判断できませんので、専門のリフォーム会社に、早めに相談するのがいいです。

 

相談すべきリフォーム会社は、マンションでのリフォーム実績のあるところに依頼するのがいいです。

 

マンションの管理組合とのやりとり、管理規約上の制限についても、そのリフォーム会社に相談できるからです。

 

あと、当然ですが、スキルも問題なく、熟練の職人さんがいて、信頼と実績のある、リフォーム会社に依頼します。

 

そのためにも、リフォーム比較サイトを活用するのが得策です。

 

 

 

 

 

 

トイレのリフォーム費用は、施工業者によって、驚くほど金額にひらきがあります。
まずは、リフォーム費用の相場を知ることが重要です。
相場を知ることで、結果、できる限り費用を安く抑えることもできます。
見積もりをとることからスタートし、ぜひ、リフォームを成功させてください。

 

 

私も実際に2回、使ってみましたが、本当によかったです。比較的少額で小規模なリフォームでも、確実に業者を紹介していただけます。お庭のこと、外構のこと、リフォームのこと何でも安心して相談できます。あなたもリフォームに不安や悩みがあるなら、ぜひ、どうぞ。

 

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著者情報:
村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表

 

経営するRCマンション、平屋ガレージハウス等、複数の賃貸物件について、空室対策として何度もリフォームを行ったことがあります。
リフォームは、室内のクロス、床、天井といった小規模なものから、屋根や外壁をリフォームする大規模修繕の経験もあります。
また、自宅を三井ホームで建て、さらに賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、新築の家づくり経験もあります。
そういったリフォームや家づくり経験で得た気付き、知識等を、記事にしていきたいと思います。

 

リフォームや家づくり等に役立つであろうと、資格も取得しました。
賃貸業など不動産ビジネスに役立つであろうと、宅地建物取引士に2008年に合格。
また、家づくり、リフォームに色彩は重要ということで、2級カラーコーディネーター(商工会議所)の資格を2019年に取得。
さらに、以前サラリーマン時代に、国内旅行業務取扱管理者の資格も2016年に取得。

 

著者のプロフィール情報