村上悠です。
経営する複数の賃貸物件では、何度も空室対策のリフォームを行ったことがあります。
また、大規模修繕の経験もあります。
その経験をベースに記事を書こうと思います。
今回も、アパート等の賃貸経営における空室対策に効果があるリフォームの話題です。
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全国賃貸住宅新聞社が、全国の不動産会社数百社に対し、アンケートを実施しまとめたものを、毎年、公表します。
詳しくは、こちらをご覧ください。→ 2017年、2018年の公表データ
これは、客観的なデータなので信頼でき、賃貸経営における空室対策を考えるうえでも、かなり参考になります。
今回取り上げる「TVモニター付きインターホン」は・・
毎年、「この設備がなければ入居が決まらない」ランキングの上位にランクインしています。
単身者向け、ファミリー向けの両方で、このTVモニター付きのインターホンは、当然、あるべき設備となっているようで、
この設備がない物件は、かなりハンディを負うことになると思われます。
そこで、TVモニター付きのインターホンを導入するには、どうしたらいいのか、詳細をお話します。
インターホンの交換となると、何か難しい電気系の工事が必要で電気屋さんでしか交換できないのでは…と思われる方も多いと思います。
しかし・・
通常のインターホンを取り外し、TVモニター付きインターホンに取り換えるのは、比較的簡単かつ費用(セット価格で安い機種だと1万円から)も安いです。
現在は、ワイヤレスが主流なので、さらに簡単な作業で取り付けることができます。
ただし、オートロック式ののマンションで、インターホンがオートロックと連動している場合には取り替えはできませんので、ご注意ください。
それ以外のケースは、おそらく簡単な工事で取り付け可能だと思います。
さらに具体的に解説していきます。
まずは、下の画像をご覧ください。
TVモニター付きインターホンは、玄関(外)に設置する(1)のカメラ付き子機と、室内に設置する(2)のモニター付き親機からなります。
(1)の子機、(2)の親機を、それぞれ、TVモニター付きインターホンに取り換えるわけです。
ここで少し難しい話をします。
この(2)の親機、(1)の子機ですが、メーカーはたくさんあります。
しかし、各社インターホンの規格では、この(2)親機と(1)子機の間のチャイム用コードは、全て2芯ケーブルで統一されています。
つまり、(2)親機と(1)子機の間のチャイム用コードは、そのまま使って問題ないということなんです。
(親機の設置場所によっては、新たに配線が必要になるケースはありますが)
(2)の親機と(1)の子機を、それぞれ、TVモニター付きインターホンの製品に取り換えるだけでいいことになります。
既存の親機が、コンセントから電源を取っている場合。
TVモニター付きのインターホンを設置して、ACコンセントに電源プラグを挿するだけです。
既存の親機が、電源コードが直接接続されている場合。
この場合は、親機とその電源コードを直結させるわけですが、この場合の工事は、簡単ですが、電気工事士資格が必要になります。
配線方法を間違うと感電や火災の恐れがあるため無資格者が工事をするのは、やめましょう。
まず、既存の玄関子機の取り外し、玄関側室外カメラの取り付けるだけです。
子機の本体の裏側に、室内側のインターホンと繋がっているチャイムコードが接続されています。
これをプラスドライバーでネジを緩めればかんたんに取り外すことができます。
そのチャイムコードを、新しい子機に取り付けるだけです。
ちなみに、チャイムコードとは・・
インターホンやTVドアホンで使用される、微弱電流を流すことで映像や通話音声を出力するためのコードのことです。
ごくわずかな電流なので、触れたとしても感電や火災の恐れはないです。
以上で、TVモニター付きドアホンへの交換は終わりです。
■チャイムコードの配線がしっかりある。
■親機が、電源をコンセントから給電をしている。
これであれば、誰でも簡単に取り付けられます。
なお、既存のものが、インターホンではなく、玄関チャイムの場合は、新たに、配線工事が必要になります。
TVモニター付きのインターホンの親機と、子機を接続する配線工事が必要になります。
ただし・・
ワイヤレス型のTVモニター付きインターホンであれば、子機との接続は、ワイヤレスで対応できるので、配線工事は不要になります。
玄関チャイムが設置されている場合、室内に「呼び出しチャイム親機」が設置されていますが、その親機は、そのままでOKです。
TVモニター付きのインターホンの親機を取り付けるだけの、簡単な作業です。
TVモニター付きインターホンの取り付け作業は、このように簡単です。
作業に要する時間も、30分から1時間程度で完了します。
ちなみに、TVモニター付きインターホンの価格は、安いものであれば、1万円くらいからあります。
簡単かつ手軽に、そして費用も安くできるので、ぜひ、TVモニター付きのインターホンを、空室対策に検討してもいいかもです。
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著者情報:
村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表
経営するRCマンション、平屋ガレージハウス等、複数の賃貸物件について、空室対策として何度もリフォームを行ったことがあります。
リフォームは、室内のクロス、床、天井といった小規模なものから、屋根や外壁をリフォームする大規模修繕の経験もあります。
また、自宅を三井ホームで建て、さらに賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、新築の家づくり経験もあります。
そういったリフォームや家づくり経験で得た気付き、知識等を、記事にしていきたいと思います。
リフォームや家づくり等に役立つであろうと、資格も取得しました。
賃貸業など不動産ビジネスに役立つであろうと、宅地建物取引士に2008年に合格。
また、家づくり、リフォームに色彩は重要ということで、2級カラーコーディネーター(商工会議所)の資格を2019年に取得。
さらに、以前サラリーマン時代に、国内旅行業務取扱管理者の資格も2016年に取得。