村上悠です。
自宅以外に、平屋のガレージハウス(賃貸)を建てた経験があります。
もともと平屋が好きで、この家を建てる際には、かなり平屋について研究もしました。
その経験をベースに記事を書こうと思います。
今回は、タマホームの平屋、その価格の安さについて取り上げます。
本当に、価格、坪単価が、そこまで安いのかを、実際にタマホームで平屋の家を建てた方の実例(間取りも)をもとに検証したいと思います。
さらに、タマホームの平屋商品プランについてもご紹介し、価格について、さらに検証していきます。
ところで、あなたは、タマホームをご存知でしょうか?
多くの方は、こちらのタマホームのCM動画(少し古いですが)をご覧になられたことがあるはずです。
そうです、あの「ハッピーライフ、ハッピーハウス、タマホーム」のCMソング。
おわかりですよね。
次から次へと強烈なCM宣伝で、タマホームは、本当に有名になりました。
それでは、この有名なタマホームの平屋に家について、検証していきます。
注文住宅で絶対に失敗しないために、一度、こちらもお読みいただければと思います。
↑ ↑
こちらをクリック!!
タマホームは、他のハウスメーカーと同様、人気の平屋にかなり力を入れております。
ガリレアート(GALLERIART)という名称で商品ライアンナップし、平屋を販売しています。
このタマホームの平屋ですが、価格、坪単価が、かなり安いというイメージを、あなたはお持ちではないでしょうか?
なぜ、価格、坪単価を安いと思われるのか、まず理由を解明しておきます。
おそらく・・
私も、今でもよく記憶しているのですが、こちらの衝撃的な価格、坪単価を前面に出したこの広告が原因だと思います。
当時、この坪単価25.8万円は、かなり話題になりました。
他のハウスメーカーと比べても、半額以下、この価格は、あまりにも安過ぎる金額でした。
収入のない20代でも家を建てられるローコスト住宅と、若い方からも注目されました。
しかし・・
この広告の激安価格は、タマホーム独自の計算ルールに基づく、坪単価によるものでした。
少し専門的な話になりますが、詳細を解説します。
通常、「坪単価」と言えば、 「建物の本体価格」を「延床面積」で割った数値のことです。
それが、タマホームの場合は、「建物の本体価格」を「延床面積」ではなく「施工面積」で割った数値でした。
「施工面積」には、「延床面積」には含まれない、床がない吹き抜け部分、玄関ポーチ、ロフト、ベランダやバルコニー(外壁面からの突出幅が2m以下の部分)などが含まれます。
つまり、「施工面積」の方が「延床面積」より、その分広くなります。
なので、より広い「施工面積」で割る「坪単価」の方が、当然、安くなります。
ちなみに、現在では、タマホームは、この広告を一切行っておりません。
この間際らしい広告により、タマホームに対する風当たりが強くなりました。
タマホームの価格設定について、どこまで信頼できるのか不安といった、マイナス評価も増えました。
インターネット上の口コミ、評判等も調べてみると、ネガティブな書き込みも多くありました。
確かに、人々に誤認を生じさせるであろう、紛らわしい広告宣伝は、問題があります。
だからと言って、ここまで批判的になる必要はないと、正直、私は考えております。
少し専門的な話になりますが・・
なぜなら、もともと、建築基準法で規定されているのは「建築面積」と「延床面積」の2つだけで、両者の計算根拠になるのが「床面積」です。
ここは、法律が要求することなので、それぞれ、厳密な計算方法が適用されます。
しかし、それ以外の例えば「施工(床)面積」といったものは、法的厳格なものではなく、計算の仕方も違えば、その意味するところも全く異なります。
各ハウスメーカーや工務店が、独自のルールを定め運用しています。
坪単価を計算する際の、建築費用をだす際の目安として、この「施工(床)面積」を「延床面積」として使ってます。
確かに、厳密には「施工延(床)面積」は、「延床面積」ではありませんが、施工の対象となる床面積であり、当然、家の価格に加えるべき対象の面積です。
むしろ「施工(床)面積」を、価格、坪単価を計算する際の基準にする方が、実態に合っているようにも思えます。
あと、タマホームの場合、一気に安さを前面に強調し過ぎ、他は、少しずつ、こっそり小出しにしている感があったりします。
その程度の差だと思ったりするわけです。
(これは、あくまでも私一個人の感想ですが・・)
以前のタマホームの激安広告宣伝には、問題がありましたが・・
しかし、実際のところ、タマホームの平屋の価格、坪単価は、どうなのでしょうか?
結論から申し上げて、タマホームの平屋の価格、坪単価は、通常の「延床面積」を基準にしても、他のハウスメーカーと比べ、かなり安いです。
それでは、この価格、坪単価が、いかに安いかを、実例をもとに、解説していきたいと思います。
次章で、3つのタマホームの平屋の実例(間取り、価格、坪単価等)をご紹介しますので、これで、タマホームの平屋の価格、坪単価を検証していきます。
実際、価格、坪単価が、どれくらい安いかを確認するには、実例を間取りも含めで確認するのがベストです。
間取り付きの実例は、具体的にどんな家が、どのくらいの価格で建てることができるのかを知るには最適です。
それでは、タマホームの平屋の実例を3件ご紹介します。
実例は、平屋の間取り、延床面積、敷地面積、価格、坪単価だけでなく、そこに住む家族構成、さらには間取りや部屋の特徴まで詳細にご紹介します。
タマホームでは、どんな平屋を建てることができるのか、その価格、坪単価はいくらなのかを、ご確認いただければと思います。
宮崎県のMさん・夫婦と子供2人でお住いの平屋の実例です。
本体価格 | 1,550万円 |
---|---|
坪単価 | 53.3万円 |
延床面積 | 96.26㎡(29.1坪) |
敷地面積 | 465.76㎡(140.8坪) |
間取り | 3LDK |
竣工年月 | 2015年9月 |
建築工法 | 木造軸組 |
出典:SUUMO
平屋の外観は、外壁を黒と白に張り分けてあり、アクセントを持たせた、モダンな感じに仕上がっています。
平屋の前面に、段差のあるウッドテラスがあり、段差があることで、ベンチ代わりに座ることもでき、休日にはバーベキューを楽しむことが可能となっています。
間取りは、洋室が3部屋とLDKの3LDKです。
間取りのポイント:
■S字型の平屋にすることで、全ての部屋を、南に開口部がとれるようにし、採光の面で優れた間取りになっています。
■3つの洋室の入口全て、玄関、洗面まわりを、LDKに直結させることで、廊下を一切設けない間取りになっており、その分、3洋室、LDKの面積を広く確保することができています。
■LDKを平屋の家の中心に配置することで、常に家族のつながりを感じることができ、LDKを挟む形で、寝室、子供部屋を配置することで、プライベート空間も確保されている間取りとなっており、家族全員がくつろげます。
平屋の部屋を一部ご紹介します。
リビングの天井には、化粧梁があり、温かみのあるくつろぎ空間になっております。
キッチンとダイニングが、直線的に配置されており、家事動線に優れておりますし、また、料理など家事をしながら、家族との会話も楽しめます。
この実例は、様々な素晴らしい工夫が施され、家族がゆったりくつろげる平屋が、坪単価53.3万円です。
ここまで完成度の高い平屋の坪単価としては安いです。
やはり、タマホームの平屋の坪単価な、他のハウスメーカーと比べて、かなり安いと思われます。
大分県Mさん、夫婦と子供一人でお住いの平屋の実例です。
本体価格 | 1,500万円~1,999万円 |
---|---|
坪単価 | 51.5万円~68.6万円 |
延床面積 | 96.47㎡(29.1坪) |
敷地面積 | ― |
間取り | 4LDK |
竣工年月 | 2018年4月 |
建築工法 | 木造軸組 |
出典:SUUMO
平屋の外観は、その周辺の設備、植栽も含め、全てがアメリカンスタイルでおしゃれです。
まず、平屋の屋根を延ばしてテラスの上部を覆った、平屋の前面に配置するカバードポーチが印象的な外観です。
カリフォルニアスタイルのサーファーズハウスのような平屋です。
さらに、建物周辺の赤いポスト、白いフェンス、さらにヤシの木、芝生の植栽も、お洒落な雰囲気を盛り上がており、実に絵になるおしゃれな外観です。
間取りのポイント:
■玄関、LDK、洋室(1部屋)の全てから、カバードポーチに直接出ることができる間取りになっており、この空間でも、LDKと同様、家族のつながりを感じることができます。
カバードポーチには、屋根もあるので、雨の日でも、ここでバーベキューを楽しむなど、くつろげます。
■玄関から子供部屋に行くには、必ずLDKを通る動線の間取りになっており、子供との家族の交流、コミュニケーションが取りやすい間取りになっています。
■キッチンからリビングダイニング全体、玄関の方も見渡せるようになっており、さらに洗面水回りも近いことから、家事動線に優れた間取りになっています。
■全体的にはアメリカンスタイルですが、和の雰囲気をとことん楽しめる、こだわりの和室も設けられた、ある意味遊び心ある間取りになっています。
平屋の部屋を一部ご紹介します。
家族団らんの場所なので広くしたいとの希望で、LDKは平屋の中心にあり、かなり広くなっています。
リビングは、カバードポーチへの大開口部から、外の光がふりそそぎ、明るく過ごしやすい空間になっています。
天井のシーリングファンも実におしゃれで、部屋に置かれたソファ、ラグ、テーブル・・全てが、色合いも含め、とてもよくまとまっています。
オーナーのこだわりが、ギュッとつまった空間になっており、ここでの日々の暮らしが、本当に楽しそうです。
また、キッチンからリビング、和室、玄関、洗面を全て見渡すことができると、奥様に好評です。
この平屋の外観をよりセンス良く、印象深いものにするのがカバードポーチ。
ここは、まさにアメリカン、日本とは思えない、見事な空間に仕上がっています。
なんでも、こちらのカバードポーチのベンチで朝から夫婦でコーヒーを楽しまれるとか。
オーナーのこだわりを、最大限に叶えた平屋です。
今回ご紹介したタマホームの平屋の家は、家づくりにとことんにこだわる、理想の高いオーナーの希望をできる限り叶えることに成功した素晴らしい平屋です。
オーナー夫婦は、細部まで相談しながら、一つ一つこだわりを実現できたと大満足。
タマホーム側も、オーナーの夢を最大限叶えようと、頑張ってくれたそうです。
タマホームはできることの幅が予想以上に広く、理想に近い家を建てることができて、オーナー夫婦は、本当に満足されていました。
安心安全な理想の家を建てたいと考え、タマホームに依頼したのが正解だったとも。
ここまで施主の希望を叶えることができた、こだわりの平屋が、坪単価が、51.5万円~68.6万円というのは、やはり、かなり安いです。
タマホームの平屋の価格、坪単価が、他のハウスメーカーと比較し、どうなのかを検証するため、この章では、タマホームが商品ラインナップの一つとして、力を入れている、平屋のガレリアート(GALLERIART)についてご紹介します。
このガレリアート(GALLERIART)は、タマホームのベストセラー商品の「大安心の家」シリーズの一つで平屋の商品です。
最大の特徴としては、平屋の家の中にガレージがある、平屋とガレージの融合です。
上の外観の画像の向かって左側に木目調のガレージがあると思いますが、ここがガレージです。
平屋とガレージを一つに考えるという、全く新しい発想の家です。
上の画像の外観からも、ガレージと住居部分が完全に一体化し、調和しているのがわかります。
しかし・・憧れのインナーガレージ付きの平屋とは、何とも贅沢です。
タマホームのこの商品のコンセプトも、「平屋に住まうという、贅沢。」です。
タマホームを、ローコスト住宅メーカーと思われている方には、かなり意外かもしれませんね。
さらに、このタマホームの平屋、ガレリアート(GALLERIART)について解説を続けます。
こちらは、ガレリアート(GALLERIART)の部屋をイラストにしたものです。
このイラストを見ているだけで、そこでの充実した楽しい暮らしぶりを想像できます。
リビングダイニング、その前面にウッドデッキ、そして和室、坪庭、さらにガレージが、全て1階でフラットにつながっているため、何をするにも動線がよく暮らしやすい平屋。
どの部屋、どの場所にいても、家族の気配を感じ取ることができ、穏やかな安心感がある暮らしを実現できる平屋。
そして、家の中にガレージという空間があることで、車、バイク、自転車・・を置くだけでなく、とことん趣味に楽しむ、人生を楽しむことができる平屋。
タマホームの平屋、ガレリアート(GALLERIART)は、何とも贅沢な平屋です。
こちらは、ガレリアート(GALLERIART)の2LDK+ガレージの間取りです。
・延床面積136.00m²(41.14坪)
・建築面積170.50m²(51.57坪)
もちろん、これは、あくまでもモデルプランの間取りです。
自由設計の注文住宅なので、それぞれの暮らしに合った最適なプランで建築できます。
このタマホームの平屋、ガレリアート(GALLERIART)の特徴は、3つあります。
この平屋は、基礎や構造など、耐震性・耐久性に優れており、「長期優良住宅認定基準」に標準仕様で対応しています。
長期優良住宅対応の場合は、「最長で60年の保証」も対応可能。
このタマホームの平屋は、性能、品質では全く問題なく、ずっと先の将来を見すえた安心の家です。
この平屋は、完全自由設計の注文住宅です。
敷地、予算、家族構成、暮らしに、希望・・などを総合的に検証した上で、最適なプランで平屋を建てることが可能です。
この平屋は、構造性能を、とことん重視したもので、20年、30年と時が経っても安心して暮らし続けることができます。
頑丈な工法である木造軸組在来工法が採用されており、線で構成される軸組工法の壁は、地震の揺れにも強いです。
また、基礎を面で支えるベタ基礎が採用されており、頑強な柱や壁で、とにかく耐久性に優れた平屋の家です。
以上、タマホームの平屋について、実例、タマホーム商品のガレリアート(GALLERIART)について詳しく確認しました。
いかがでしたでしょうか?
一部には、タマホームの家を、「安かろう、悪かろう」と批判的な口コミもありますが、本当にそうでしょうか?
実例で確認したように・・
希望を最大限叶えることができた夢の家だと大満足されているオナーさんがいること。
平屋の外観、デザインにも幅があり、かなり柔軟に対応できること。
「贅沢」をテーマにした平屋も好評で、幅広く人気があること。
タマホームの家のレベルは、かなり高いです。
タマホームは、こういった素晴らしい平屋を、他のハウスメーカーに比べ、安く提供しています。
費用をできる限り安く抑えたい方には、タマホームはおすすめです。
注文住宅をお考えの方は、タマホームも候補の一つとして検討されてもいいと思います。
いずれにしても、マイホームは、高額であり、一生に一度の買い物です。
納得のいくまで、様々なハウスメーカーの注文住宅を見比べるといいと思います。
各ハウスメーカーのプランを見比べ、検討したい方へ
こちらの「注文住宅の一括問合せ」は、大手も含む様々なハウスメーカーの中から、あなたに合った最適なハウスメーカーを紹介してくれるサイトです。
注文住宅で絶対に失敗しないために、一度、こちらもお読みいただければと思います。
↑ ↑
こちらをクリック!!
著者情報:
村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表
経営するRCマンション、平屋ガレージハウス等、複数の賃貸物件について、空室対策として何度もリフォームを行ったことがあります。
リフォームは、室内のクロス、床、天井といった小規模なものから、屋根や外壁をリフォームする大規模修繕の経験もあります。
また、自宅を三井ホームで建て、さらに賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、新築の家づくり経験もあります。
そういったリフォームや家づくり経験で得た気付き、知識等を、記事にしていきたいと思います。
リフォームや家づくり等に役立つであろうと、資格も取得しました。
賃貸業など不動産ビジネスに役立つであろうと、宅地建物取引士に2008年に合格。
また、家づくり、リフォームに色彩は重要ということで、2級カラーコーディネーター(商工会議所)の資格を2019年に取得。
さらに、以前サラリーマン時代に、国内旅行業務取扱管理者の資格も2016年に取得。