村上悠です。
経営する賃貸物件で空室時のリフォーム、大規模修繕を行ったことがあります。
何度もリフォームは行ったことがあり、その経験をベースに記事を書こうと思います。
今回は、キッチンの高さを決める基準を身長にしてはいけない理由、さらに何を基準にすべきかについて解説します。
キッチンの高さは、数㎝の違いが、キッチンの使い勝手に大きく影響します。
その重要なキッチンの高さを、身長を基準に算出する方法があり、多くのキッチンメーカーやリフォーム会社も、その方法を採用しています。
しかし、身長を基準に算出する高さでは、あなたに合った使いやすいキッチンにならない危険性があります。
なぜ、身長を基準にキッチンの高さを決めてはだめなのか、あなたは、わかりますか?
本記事では、まず、身長を基準にキッチンの高さをどうやって算出するのかその方法を解説します。
そして、その身長を基準にする方法が、なぜダメなのか理由もお話します。
その上で、身長ではなく何を基準にどうキッチンの高さを決めるべきなかを、注意点も含め解説したいと思います。
キッチンのリフォームをお考えの方であれば、本記事は、おおいに参考になる内容です。
ぜひ、最後までお読みいただければと思います。
リフォームの費用を安く抑え
信頼できる業者に依頼をしたい方へ
できる限り安く、リフォームを確実に成功させたい方には、ぜひご検討頂ければと思います。私も複数回利用しましたが、リフォームは成功し大満足です。
こちらの2つの「比較サイト」
タウンライフリフォーム
それぞれ、特徴があり異なりますが、各サービスに共通する事は、あなたの計画するリフォームに、最適な地元優良リフォーム業者を複数厳選し紹介してくれることと、全て無料ということです。
タウンライフリフォームは、有名大手リフォーム会社との提携に強く、融通が利き対応も早く、ホームプロは、業界最大手で信頼度抜群です。→ 詳細はこちら
まず、そもそも身長を基準にキッチンの高さを決める方法について解説します。
身長を基準にキッチンの高さを決める方法は、【身長÷2+5㎝】の計算式で算出します。
仮に身長が160㎝であれば、160÷2+5=85㎝になります。
身長が170㎝であれば、170÷2+5=90㎝となります。
これは、日本人の標準的な体系を基に考えられた計算式です。
昭和初期までは、日本人女性の平均身長が約150㎝と低かったため、キッチンの高さも80㎝(150÷2+5=80㎝)が主流でした。
その後、女性の平均身長がだんだん高くなり、現在の主流は85㎝です。
キッチンでも有名なリクシル(LIXIL)ですが、ホームページのQAコーナーを見ると、以下の通りのQAがあります。
Q: キッチンのワークトップの標準高さを教えてください。
A: 作業しやすいキッチンの高さの目安は、ご使用される方の<身長÷2+5cm>と言われております。近年は、平均身長が伸びている為、85cmが主流となっています。
リクシル(LIXIL)と同様、多くのキッチンメーカーやリフォーム会社も、この身長を基準に算出する方法を推奨しております。
おそらく、あなたがキッチンをリフォームされる際にも、この計算式で算出した高さのキッチンを、業者は提案してくると思います。
次に、なぜ、身長を基準にして、キッチンの高さを決めてはダメなのか?
その理由を解説します。
身長を基準に算出方法のみで、キッチンの高さを決めるのは、あなたに合ったベストな高さにならない危険性があります。
あなたは、なぜ、身長を基準にする方法がダメか、その理由がわかりますか?
理由は大きく2つあります。
【身長÷2+5】の計算式は、あくまでも日本人の平均的な体型をベースに算出する方法です。
日本人の標準的な体型から逆算された計算式なので、仮に、自分の体型が平均体形と全く同じなら問題ないですが、当然、全く同じなんて方は、まずいません。
同じ身長でも、腕の長さ、肘の高さ、足の長さ、胴の長さ・・体型は、人によって異なります。
キッチンの高さは、個々人に合わせて検討すべきであり、平均的な体型ベースの計算式のみで済ませるのは無理があり危険です。
キッチンの高さは数㎝違うだけで、使い勝手は大きく変わってくるので、実際にキッチンを使う方の個別の事情に合わせて、慎重に検討すべきです。
キッチンの高さは、普段、どのようにキッチンを使うのかも考慮し決める必要があります。
スリッパを履くのか、履くのであれば厚さは何㎝か、キッチンマットは敷くのか、敷くのであれば厚さは何㎝になるのか。
また、普段使用するまな板の厚さは何㎝あるのか。
コンロは、ガスコンロなのか、IHコンロなのか、ガスコンロであれば、五徳の高さは何㎝なのか。
これら全ては、キッチンの高さに影響することなので、キッチンの高さを決める上で、考慮する必要があります。
詳しくは、次の記事に解説がありますので、ぜひ、こちらもお読み頂ければと思います。
しかし、身長を基準に割り出す方法は、この普段、どのような状況でキッチンを使っているのかを、全く考慮していません。
これでは、あなたに合った使い勝手のいい高さのキチンにするのは、まず無理です。
以上が、身長を基準に算出方法のみに頼るのがダメな理由です。
これを、まとめると・・
まず、日本人の平均的体型から算出する計算式では、標準体型と異なる者に合った高さを算出すのは無理であること。
さらに、体型的な要素以外にも、普段のキッチンの使い方で考慮すべき点があること。
身長を基準に決める計算式で算出する高さは、あくまでも目安として考え、それだけで、キッチンの高さを決めてはダメです。
それでは・・身長ではなく、何を基準にしてキッチンの高さを決めればいいのかを解説していきます。
この方法を、注意点も含め解説していきますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。
これまで身長を基準にする方法について解説し、その方法のみでキッチンの高さを決めるは良くないと、理由も含め解説しました。
それでは、何を基準にしてキッチンの高さを決めればいいのか?
あなたは、わかりますか?
結論からお話しますが、肘高を基準に決めるのがいいです。
肘高とは・・
肘を直角に曲げて、床と平行になる手首までの長さを測り、その床から手首までの高さをいいます。
キッチンの高さは、ご自分の肘高を基準にして決めるのがいいです。
なぜ、肘高がいいのか、簡単に説明しておきます。
キッチンでの作業、食材をカットしたり、煮炊きしたり、調理する際は、全て肘から手を使うことになります。
全ての動作の起点は肘だから、その肘の高さを基準に、キッチンの高さを決めるのがいいわけです。
一般的には、【肘の高さ-10㎝】と言われています。
仮に肘高が100㎝であれば、キッチンの高さは100-10=90㎝になり、肘高が90㎝なら、キッチンの高さは80㎝になります。
簡単な計算式なので、わかりますよね。
しかし、ここでも注意が必要です。
自分の肘の床からの高さを測り、単に計算式でのみキッチンの高さを決めては、絶対にダメです。
ダメな理由は、身長を基準に算出する計算式で話をしたことと同じです。
あくまでも肘の高さを基準にする計算式は、身長の計算式と同様、日本人の平均的な体型から割り出したものであり、あなたに合う高さとは限りません。
さらに、計算式だけで決めてしまうと、スリッパ、キッチンマット、まな板、コンロ(ガスコンロ又はIHコンロ)といった考慮すべきことが、抜けてしまいます。
このように、単に肘の高さを基準にして計算するだけでは、適正なキッチンの高さを決めることはできません。
ここからは、自分の肘高を測った後は、実際にどうやって、キッチンの高さを決めればいいのかを解説していきます。
まず、普段、キッチンにいる状態となるべく同じ状況を再現します。
現在使っているキッチンで、スリッパを履いたり、キッチンマットを敷いたり、いつもと同じまな板を使い、コンロも使って、同じ状況を再現します。
その上で、実際に、キッチンで調理作業を行いながら、一つ一つ検証していきます。
例えば・・
実際に、キッチン調理台にまな板を置き、野菜をカットしてみます。
キッチンの高さに問題があれば、包丁を持つ姿勢が悪くなり、力がいれにくかったりします。
作業をしながら、包丁が楽に扱え、ストレスなくスムーズに作業を行えるかを確認します。
問題があれば、高さを何㎝ければ改善できるかを検証します。
また、シンクで洗い物もしてみます。
キッチンの高さが低すぎると、必要以上に腰を曲げなければならないため、上半身を支えるために腰に大きな負担がかかります。
前かがみになり、腰が痛かったり、疲れないかを、作業を行いながら確認します。
こちらも、何㎝高くすれば、問題を改善できるかを、一つ一つ検証します。
キッチンが高すぎると、必要以上に肘を上げ、肩が上がり、肩こりを感じるはずです。
逆に、キッチンが低すぎると、前かがみになり腰が痛いはずです。
こんな検証を、一つ一つ行いながら、キッチンの高さで、どこに問題があるのかを確認していきます。
キッチンの高さを身長を基準に決めてはダメな理由と、何を基準にすべきかについて解説しました。
それでは、最後にまとめです。
キッチンの高さは、ほんの数㎝の違いで、使い勝手が大きく変わってきます。
現在使用しているキッチンで、普段のキッチン作業を再現しながら、一つ一つ確認することが重要です。
肘高を目安にし、キッチンの調理台、シンク、コンロを使い、キッチンの高さを検証していくのがいいです。
ここの確認がいい加減だと、キッチンのリフォームは失敗するので、ぜひ、しっかり行ってください。
最後に、キッチンリフォームを成功させるのに、とても重要な事を申し上げます。
それは、本記事で解説したような事を、一つ一つ一緒に相談できる、信頼できる施工業者にリフォームをお願いするです。
単に計算式で算出した高さで、キッチンのリフォーム内容を提案してくる業者がいます。
一つ一つの細かい作業の確認には時間も手間もかかるので、ここは計算式で算出し、済ませたいのだと思いますが・・
こういった施工業者は、絶対に、リフォームを依頼しない方がいいです。
ぜひ、キッチンのリフォーム実績が豊富で、スキルも高く、信頼できる施工業者を探し、依頼してください。
しかし、世の中には、数多くのリフォーム業者がいて、その中から探すのは、かなり大変です。
そんな場合は、以下のサービスの利用を検討されては、いかがでしょうか。
私も、何度か利用していますが、できる限り安く、そして確実にリフォームを成功させるのにいいです。
リフォームの費用を安く抑え
信頼できる業者に依頼をしたい方へ
できる限り安く、リフォームを確実に成功させたい方には、ぜひご検討頂ければと思います。私も複数回利用しましたが、リフォームは成功し大満足です。
こちらの2つの「比較サイト」
タウンライフリフォーム
それぞれ、特徴があり異なりますが、各サービスに共通する事は、あなたの計画するリフォームに、最適な地元優良リフォーム業者を複数厳選し紹介してくれることと、全て無料ということです。
タウンライフリフォームは、有名大手リフォーム会社との提携に強く、融通が利き対応も早く、ホームプロは、業界最大手で信頼度抜群です。→ 詳細はこちら
今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ぜひ、あなたのキッチンリフォームを成功させてください。
著者情報:
村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表
経営するRCマンション、平屋ガレージハウス等、複数の賃貸物件について、空室対策として何度もリフォームを行ったことがあります。
リフォームは、室内のクロス、床、天井といった小規模なものから、屋根や外壁をリフォームする大規模修繕の経験もあります。
また、自宅を三井ホームで建て、さらに賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、新築の家づくり経験もあります。
そういったリフォームや家づくり経験で得た気付き、知識等を、記事にしていきたいと思います。
リフォームや家づくり等に役立つであろうと、資格も取得しました。
賃貸業など不動産ビジネスに役立つであろうと、宅地建物取引士に2008年に合格。
また、家づくり、リフォームに色彩は重要ということで、2級カラーコーディネーター(商工会議所)の資格を2019年に取得。
さらに、以前サラリーマン時代に、国内旅行業務取扱管理者の資格も2016年に取得。