2022/07/31
村上悠です。
経営する賃貸物件について、空室時の各部屋のリフォーム、さらに大規模修繕を行ったことがあります。
リフォームに関しては、何度も行ったことがあり、かなり経験があります。
その経験をベースに記事を書こうと思います。
今回はカーポートの後方支持タイプについて解説します。
後方支持タイプならではのメリット、デメリットについて説明します。
最近、カーポートの後方支持タイプのものが人気です。
見た目にもスタイリッシュでおしゃれということもあって、ここまで注目されているのだと思います。
後方支持タイプのカーポートは、他のタイプ(片側、両側支持等)のカーポートに比べると、まだ数も少ないこともあって、かなり目立ち、目を引きます。
本当におしゃれで素敵なカーポートですが、ただこの見た目のかっこ良さだけで、後方支持タイプを選ぶのは危険です。
確かに、後方支持カーポートは、見た目以外にも、多くのメリットがあり、おすすめですが、一方で後方支持タイプならではのデメリットも、いくつかあります。
メリットだけでなく、デメリットもよく理解した上で、後方支持タイプのカーポートを検討してください。
ここがいい加減だと、こんなはずではなかった、失敗したと後悔することにもなりかねません。
本記事では、後方支持タイプのカーポートが、そもそもどういうものなのかを、まずお話します。
その後に、メリット、デメリットを説明し、最後に、どのような商品が実際あるのか、大手4社の後方支持タイプのカーポートをご紹介します。
ぜひ最後まで、お読み頂き、あなたの理想の後方支持タイプのカーポートをつくってください。
実際に使ってみましたが、よかったです。
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まず最初に、後方支持タイプのカーポートが、どういうものかを、簡単に解説します。
他のタイプのカーポートと比較しますので、わかりやすいと思います。
ここでご紹介する3つのタイプのカーポートは、全てYKK APの商品です。
こちらは、柱が左右どちらか片側にある片側支持タイプのカーポートです。
よく街で見かけると思いますが、とても人気です。
そして、こちらが、両側の柱で屋根を支える両側支持タイプのカーポートです。
前後左右4本の柱で支えるので安定感があって、積雪や耐風に有利な形状のカーポートです。
そして3つ目が、本記事で解説する後方(背面)のみに柱を設けた、後方支持タイプ(後方支柱タイプ)のカーポートです。
柱が後方にあるので、邪魔にならずに、車の出し入れ、乗り降りがしやすい特徴があります。
スッキリしていて、おしゃれでかっこいいですよね。
以上、屋根の支持方式によりカーポートの柱位置が変わり、大きく3つのタイプに分かれます。
後方支持タイプのカーポートが、どのようなものか、おわかり頂けたでしょうか。
それでは、後方支持タイプのカーポートのメリットについて解説します。
後方支持タイプのカーポートには、大きく5つのメリットがあります。
順々に解説していきます。
後方支持タイプのカーポートの1つ目のメリットは、駐車がしやすく、車の出し入れが楽なことです。
カーポートから車を出す祭に、ハンドルをすぐ切ると、車のボディが柱に接触する危険性があります。
車を出す際には、車とカーポートの柱の間に注意をしながら、出す必要があります。
また、車をバックでカーポートに駐車する際には、同じく、車のボディが柱に接触しないよう注意する必要があります。
その点、後方支持カーポートには、前方に邪魔な柱が全くないので、本当に駐車がしやすいです。
駐車が苦手な方には、ここは大きなメリットです。
後方支持タイプのカーポートの2つ目のメリットは、車の乗り降りがしやすいことです。
カーポートの側面に柱があると、車のドアを開けた際に、柱に当たってしまう可能性があります。
車の乗り降りの際には、ドアが柱に接触しないよう注意をしながら、行う必要があります。
その点、後方支持カーポートには、側面に柱が全くないので、開閉の際にドアが柱にぶつかることは一切ありません。
車の乗り降りのが、よりスムーズに行えるのはメリットです。
後方支持タイプのカーポートの3つ目のメリットは、使い勝手のいい動線確保です。
カーポートの側面に柱がないため、そこに、より広い空間が生じます。
大きな荷物を運んだり、車椅子や、小さなお子さんのベビーカーを使う際にも、邪魔な柱がないので、ストレスなくスムーズに運べます。
家から駐車場までの使い勝手のいい、スムーズな動線を確保できるのも、大きなメリットです。
以上の3つのメリットは、全て、カーポートの側面に柱がないことによるものです。
次の記事は、カーポートの柱が邪魔になる点についての記載もあって、参考になるので、ぜひ、併せてお読み頂ければと思います。
後方支持タイプのカーポートの4つ目のメリットは、設置困難な場所でも設置可能なことです。
一般的な、片側支持タイプや両側支持タイプのカーポートは、柱を建てるスペースが必要です。
柱を建てるスペースがないような、狭い土地や、変形の土地だと、カーポートを建てることができません。
その点、後方支持タイプのカーポートには、柱がないので、条件の難しい場所にも設置することが可能です。
設置困難な場所にもカーポートを建て、敷地を最大限利用できるのは、ここもメリットです。
後方支持タイプのカーポートの5つ目のメリットは、スタイリッシュでかっこいいことです。
柱が目立たない後方支持タイプのカーポートは、スッキリしていて、大胆さもあって、おしゃれで素敵です。
さらに、まだ、この後方支持タイプのものを設置されているお宅が少なく、珍しいこともあって、よりかっこいい!と思われる方が多いのだと思います。
通行人の目を引く、おしゃれでかっこいいカーポートであることは、大きなメリットです。
次に、後方支持カーポートのデメリットについて解説します。
メリットだけでなく、デメリットについても、よく理解し、比較検討するようお願いします。
後方支持カーポートのデメリットは、大きく5つあります。
順々に解説していきます。
後方支持タイプのカーポートの1つ目のデメリットは、費用が高額な点です。
まず、カーポートの本体価格ですが、他のタイプのものに比べると、かなり高額です。
例えば、LIXIL(リクシル)のサイトをご覧頂きたいのですが、片側支持タイプのカーポートネスカだと1台用の価格が、233,500円~とあり、後方支持タイプのアーキフランだと、1台用の価格が483,200円~とあり、価格は約2倍とかなり高額です。
さらに、カーポートの設置の工事費用が、他のタイプのものに比べ、かなり高額になります。
後方支持タイプのカーポートは、後方のみに柱を設置するという構造上、強度を保つために基礎をかなり大きくする必要があります。
大きく掘削した穴にカーポートの柱を立てた後、モルタル(セメントと砂を混ぜたもの)を流し込み、カーポートの柱がしっかりと固定されるよう固めます。
地面がコンクリートやアスファルトであれば、コンクリートに穴をあける「ハツリ」という作業が別途発生します。
後方支持タイプのカーポートの場合、この工事がより規模が大きく、手間も時間もかかるため、費用は、かなり高額になります。(3倍以上高くなるケースもあります)
後方支持タイプのカーポートの2つ目のデメリットは、施工できない可能性がある点です。
安定したカーポートの設置のためには、カーポートの土台となる柱部分の固定、基礎工事が重要です。
その基礎が、後方支持タイプだと、既にお話した通り、かなり大きなものになります。
大きく掘削した穴に柱を立てた後、モルタルを流し込むわけですが、そこに水道管やガス管等があると、当然、工事はできません。
通常、地中には、水道管、ガス管、汚水管等が埋まっているので、狭い土地であれば、干渉してしまう可能性が、かなり高くなります。
カーポートを設置したくても、設置できない可能性が、他のタイプのものより高いのは、大きなデメリットです。
後方支持タイプのカーポートの3つ目のデメリットは、柱が邪魔になる場合がある点です。
次の記事で、カーポートの影でリビングの日当たりが悪くなり暗くなるケースについて解説しました。
例えば、道路が南側にある家で、カーポートを土地の南側に設置する場合だと、南にあるリビングの前に、カーポートを設置することになります。
後方支持のカーポートは、柱が後方にあるため、リビングの窓の前に柱を設置することになり、室内が暗くなり、圧迫感が生じる可能性があります。
リビング前に、カーポートを設置する際には、室内への影響を考慮する必要があり、この点はデメリットです。
後方支持タイプのカーポートの4つ目のデメリットは、サイドパネルの設置が不可だという点です。
カーポートでは、雨風や雪、紫外線などから車を守るためや、車の乗り降りの際の目隠しにするために、オプションで、サイドパネル(簡易的な壁のようなもの)を取り付けることができます。
しかし、後方支持タイプは、前方側に柱がないので、構造上、サイドぺネルを設置することはできません。
仮に、目隠しが必要であれば、カーポートとは別に、フェンス等、何らかの目隠しを設けるしかありません。
後方支持タイプのカーポートの5つ目のデメリットは、強風、大雪の地域には向かないという点です。
このタイプのカーポートでも、耐風圧強度が、38m/秒や41m/秒といった強風に強いものもあります。
しかし、これ以上に強度が求められる極端な強風の地域では、後方支持タイプでは無理です。
そういった地域では、風速56m/秒、50m/秒、46m/秒といった、より耐風圧強度のあるカーポートを選ぶ必要があります。
また、耐積雪強度ですが、後方支持タイプでも20㎝のものはあります。
しかし、大雪の降る豪雪地域であれば、30㎝、50㎝、100㎝、150㎝、200㎝といった、より耐積雪強度のあるカーポートを選ぶ必要があります
極端な強風の吹く地域、豪雪地域では、後方支持タイプのカーポートでは、強度不足で、この点はデメリットです。
それでは、大手メーカーの後方支持カーポートの商品をご紹介します。
ぜひ、参考になさってください。
以下の4社のメーカーの順番には、特に意味はありませんので、ご注意ください。
各社では、ここでご紹介した以外のカーポートもありますので、ぜひ、各社のサイトでご確認ください。
■四国化成のカーポート
高いデザイン性が印象的な四国化成のカーポートです。
こちらの「マイポートNEXT」は、グッドデザイン賞を受賞しており、機能性とデザイン性共に優れています。
詳しくは、四国化成のカーポートをご覧ください。
■YKK APのカーポート
ファスナーやサッシで有名ですが、細分にこだわった信頼できる商品というイメージが強いのが、YKK APです。
こちらは、エフルージュツインEX FIRST 後方支持タイプのカーポートです。
カラーも4色あって、家の雰囲気に合わせて選ぶことができ、スッキリしたデザインが人気です。
詳しくは、YKK APのカーポートをご覧ください。
■三協アルミのカーポート
スタイリッシュでおしゃれな印象が強い三共アルミのカーポートです。
こちらは、ダブルフェースの後方支持タイプのカーポートです。
3本の強靭な柱とアームで屋根を支える上吊りタイプのおしゃれなカーポートです。
詳しくは、三共アルミのカーポートをご覧ください。
■リクシルのカーポート
国内最大手のメーカーLIXILは、扱っている商品が多く、選択の幅の広さが特徴です。
こちらは、アーキフランの後方支持タイプのカーポートです。
圧迫感がなく、開放感がある素敵なカーポートで、まっすぐに伸びるフラットルーフが、住宅のラインと美しく調和しています。
詳しくは、リクシルのカーポートをご覧ください。
最後に、後方支持タイプのカーポートについてまとめたいと思います。
本記事では、いくつもの後方支持タイプのカーポートをご紹介しましたので、デザインがおしゃれで素敵なカーポートであることは、よくおわかり頂けたと思います。
中には、ぜひ、後方支持タイプのカーポートを、自宅に採用したいと思われている方も、いらっしゃると思います。
ただ、何度も申し上げますが、このタイプのカーポートには、メリットだけでなくデメリットもあります。
5つのメリット:
5つのデメリット:
ぜひ、メリットだけでなく、デメリットについても、よく理解した上で、カーポートの導入プランを検討してください。
そして、本記事を参考に、理想のカーポートをつくってください。
以上、長くなりましたが、ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
実際に、私も使ってみましたが、よかったです。
あなたも外構工事、リフォーム等に不安や悩みがあるなら、きっと満足するはずです。
外構の費用を安く抑え
信頼できる業者に依頼をしたい方へ
成約しなくてもOK!気軽に利用できる!全て無料の見積比較サービス
安く、外構工事を確実に成功させたい方には、ぜひご検討頂ければと思います。私も複数回利用しましたが、外構工事は成功し大満足です。
こちらの2つの「比較サイト」
■タウンライフリフォーム(外構特集)
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それぞれ、特徴があり異なりますが、各サービスに共通する事は、あなたの計画する外構工事に、最適な地元優良施工業者を複数厳選し紹介してくれることと、全て無料ということです。
タウンライフリフォームは、有名大手リフォーム会社との提携に強く、融通が利き対応も早く、ホームプロは、業界最大手で信頼度抜群です。→ 詳細はこちら
著者情報:
村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表
経営するRCマンション、平屋ガレージハウス等、複数の賃貸物件について、空室対策として何度もリフォームを行ったことがあります。
リフォームは、室内のクロス、床、天井といった小規模なものから、屋根や外壁をリフォームする大規模修繕の経験もあります。
また、自宅を三井ホームで建て、さらに賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、新築の家づくり経験もあります。
そういったリフォームや家づくり経験で得た気付き、知識等を、記事にしていきたいと思います。
リフォームや家づくり等に役立つであろうと、資格も取得しました。
賃貸業など不動産ビジネスに役立つであろうと、宅地建物取引士に2008年に合格。
また、家づくり、リフォームに色彩は重要ということで、2級カラーコーディネーター(商工会議所)の資格を2019年に取得。
さらに、以前サラリーマン時代に、国内旅行業務取扱管理者の資格も2016年に取得。