村上悠です。
経営する賃貸物件で空室時のリフォーム、大規模修繕を行ったことがあります。
その経験をベースに記事を書こうと思います。
今回は、水回りのリフォームを中心とした大規模リフォームの体験談を2件ご紹介します。
↑ ↑
リフォーム費用をできる限り安くするにはこれが一番!
クリックしてみてください。
「フルリフォーム・全面リフォームの費用、価格の相場は、こちらをまずご覧ください。
1つめの体験談は、浴室(お風呂)、トイレ、キッチンの水回りのリフォーム、大規模リフォームに関するものです。
2つ目は、水回りのリフォームに加えて、さらにリビングの内装もリフォームした、フルリフォーム、全面リフォームに近い、大規模リフォームの体験談です。
どちらの体験談も、反省点も含め書かれていますので、リフォームを検討されている方には、参考になると思います。
なお、リフォームの体験談は、常に、募集しておりますので、よろしくお願いします。
まずは、ここをチェック!
我が家は4年前にトイレ、台所、お風呂の水回りを約半年の期間で大規模リフォームしました。
リフォーム前はどの場所も日の光がしっかりと入らなかった為、日中でも暗い空間の中家事をしていました。
また以前に無理な増築をした為、あちこちにおかしな場所がありました。
椅子が無いと届かない作り付けの棚や、すきま風が入ってくるお風呂場等です。
どの場所も生活するのに欠かせない場所なのに、使い勝手が悪くてストレスの溜まる場所になってしまっていました。
特にリフォーム前のトイレは、洋式トイレと男性用の小便器が隣り合うというなかなか衝撃的な室内でした。
扉を開くとまず小便器が設置されており、そこを通過して扉を開けると洋式トイレにたどり着くという、ちょっと不思議な構造をしていました。
また外側の扉が引き戸タイプで鍵が付いていなかった為、トイレを使いたくても中に人が入っているのが分からない、うっかり入ると誰かが使用中だった…という、恥ずかしい思いをする場所でもありました。
トイレ空間も中にも扉があるとはいえ、トイレが二つ設置できる広い空間だった為冬の期間はもちろん、朝夜の寒さ、暗さが非常に気になりました。
また男より女が多い家族だったので、正直なところ小便器+洋式トイレよりも、洋式トイレが二つあった方が使い勝手が良いのに…と長年考えていました。
家も古くなった事と、住んでいる家族の人数も変わった事で、半年の期間で我が家も水回りをリフォームをしようという話が出ました。
長年使い勝手が悪く、ストレスを感じていたトイレ、キッチン、お風呂の水回りをリフォームをする事になったのが4年前の事です。
諸事情で、リフォームに不向きと言われる冬の期間に施工を行いました。
リフォームをするにあたり、トイレのリフォームは、小便器を無くして代わりに洋式トイレを増やす事と、明るくて誰にでも使いやすいトイレにする事の二点。
お風呂のリフォームは浴室をフラットにして冷たくない床にする事とゆったりとした浴槽にして、リラックスできるお風呂場をつくる事の二点。
そしてキッチンのリフォームは対面式の使い勝手の良く、かつ手入れのしやすいキッチンにする事と収納をしっかり作る事、明るい空間にする事の三点は必ずやって欲しかったポイントでした。
リフォーム会社の担当の方にリフォーム前はどういった点で困っていた、ストレスを感じていたかを細かく説明し、その上でどんな空間にしたいか、ゆずれない点は何かを伝えました。
こうしたやり取りを続けることでこちらの好みや要望を明確にすることができ、リフォーム会社側からも、やれる事、やれない事、代替え案やおススメをしっかりと教えてもらうことができました。
トイレのリフォームを例に挙げますと、こちらの希望を伝え、担当の方との密なやり取りを行ったことで、数あるメーカーや商品の中から、タンクレスで手入れのしやすいものを選ぶことができました。
またトイレを明るい空間にしたいという要望に対して、担当のかたは窓の大きさを今より大きくして、外からの明かりをしっかり取れるようにする事と、壁紙と床の色と組み合わせ方でとトイレ内を明るく見せるという提案をしてくれました。
トイレリフォームの結果、洋式トイレ+小便器が入っていたトイレ空間を洋式トイレ+独立洗面台へ変更し、外の光が取れるように窓の大きさを変更、壁紙も明るい色のものを選んだ事で、以前のトイレとは比べものにならない程、明るくて広いトイレへと変身しました。
独立洗面台を同じ空間に入れたことで、動線がまとまり、生活しやすくなったように感じまさ。
また念願の二つ目のトイレも作ることができた為、トイレ渋滞と今まで感じていたストレスが解消されました。
約半年のリフォーム期間、自分たちの思い描いていた物を形にするのはなかなか大変でしたが、家族で意見を出し合い、リフォーム会社の担当の方ともしっかりとやりたいことを共有して空間作りを一緒に行うことができた結果、お風呂もキッチンも私たちの要望通り、以前とは比べものにならない程明るくて、使い勝手の良い空間へと生まれ変わりました。
リフォーム前後の水回りを写真で比べてみると、今までこんなキッチンでよく頑張ってきたねと母と労をねぎらったり、昔のお風呂ってこんなに暗かったのと驚いた事をよく覚えています。
リフォームを通じて感じたことは、同じ家に住み続けるにしても、家族の人数や生活スタイルに合わせて必要があればリフォームをする事も大切だということです。
我が家はリフォームをした事で今まで抱いていた不満やストレスが解消され、使いやすくなった場所でリラックスをしたり、楽しんで家事ができるようになりました。
限られた期間でしたが、リフォーム会社の方としっかりコミュニケーションを取って、どんな生活空間を作りたいのかイメージを共有できた事も、満足いくリフォームができたポイントだと感じています。
大規模リフォームするぞという決断や、準備はもちろん、リフォーム期間の生活はなかなか大変でしたが、家族みんなで協力をして、住みやすい家に作り変えていく水回りのリフォームができたことに大変満足しています。
以上が、水回りを中心に行った大規模リフォームでした。
数年前に水回りにリビングも追加して、大規模リフォームを行った。
その時のレポートです。
我が家はマンションの1階、4LDK築34年で、かなり痛みが目立ってきたので水周り(浴室、トイレ、キッチン)とリビングなどの内装、フローリング工事を行った。
予算については全面改装となって結果的に格安では済まなかった、およそ自動車1台分ほど。
リフォーム業社は2社見積もりをとったが、当初は見積もり金額の安さだけに目が行ってしまうものだが、結局最初の見積もりが格安でも後から色々追加要望をしてしまって後悔することになった。
事前に各社ショールームを念を入れて回ってみるべきだったし、またどこまで手を入れるかどこで線引きをするか明確にしておくべきだったと反省している。
業者さんとしては色々な手を使ってこちらの欲望を刺激してくるのだから。
お金に糸目をつけないと言うことであれば最初から格安をうたう業者さんには依頼しないと思います。
「リフォーム前」気になったのは浴室の匂いとカビである。
まず浴槽は床置き式のため浴槽下はオープンで浴槽を置いている床面と浴槽の裏面ともカビが発生する。
定期的に浴槽を取り外して掃除はしていたがこれがなかなか大変な作業で、その割に効果は気分がスッキリする程度、しつこいカビはそこそこしか除去できなかった。
また、浴槽を支える鉄部が長年の使用で腐ってブロックを置いて代用していた。
浴室の壁や天井パネルの目地には黒カビが発生し、当然だがこすっても取ることはできなかった。
「リフォーム後」全く格安ではないが、T社のパネルと浴槽が一体式の浴室を導入し、工事も同社下請けさんが担当したようで素人ながらしっかりしていたのがわかる。
いまだに浴室内目地はカビ一つ見当たらず清潔にしている。
また老後を見越して浴槽の壁側に手すりを付けてもらったが、今になると結構助かっている。
ただし、浴室入り口などバリアフリー仕様というわけではない。
「リフォーム前」洗面ボウルが狭く小さくまた使用者が長身で低く使うには腰をかがめなくてはならずとても使い辛いもので、収納もあまりよくなかった。
またお風呂同様目地にカビが発生していた。
「リフォーム後」間口が狭いためT S社製の横幅の広いタイプのものを導入、高さを少しだが高くして使い勝手が格段に良くなった。
水はねしてしまうボウル周りはホーロー張としてみたが、それでも目地カビは防げなかった。施工の問題だろうか。
「リフォーム前」トイレには後付けでウオシュレットを置いて使っていた。
内装も経年劣化で汚れが目立っていた。
「リフォーム後」T社のウオシュレットを導入、ただしスペースの問題のようだがタンクは別だし配管の収まりが悪く、見た目リフォームした!感がイマイチである。
もともと狭いトイレであったので止むを得ないか。
後で後悔したが換気扇は従来のものをそのまま使用していて、省エネのためタイマー式に交換すればよかったと思っている。
「リフォーム前」使用者がズボラなため?整理整頓がなかなか出来ず、かつ清潔感に乏しかった。
こまめに掃除片付けをすればそれほど傷むところではないと思うのだが。
ちなみに我が家は夫婦プラス居候が一人。
またキッチンの高さが標準的で我が家の住人にとっては洗面所同様もう少し高さが欲しかった。
「リフォーム後」T S社のホーローシステムキッチンを導入。
さらに台所とリビングの境界壁を少しリビング側へ移動させその場所にカウンター兼収納と食器棚を追加し整理整頓がうまくいくようにした。
ただし、結果は元の木阿弥、使用する人間次第ということだ。収納がいくら増えてもそれ以上に散らかしては何にもならない。
オーブンも組み込みだが手の込んだ料理は期待できない。
これも料理人次第というところ。
デザインは花柄で台所には如何なものか。
ホーローは掃除するのは簡単のようで今のところ見た目は新しいままだ。
キッチンでうまくいったのは照明、すべてLED化して明るくかつ省エネになったようだ。
「リフォーム前」リビングには以前犬を室内で飼っていてその影響が残っていた。
床はカーペット敷き、クロスや天井も薄汚れていた。廊下も同様。
「リフォーム後」床をリビング廊下ともフローリングとした。
残念なことに格安床材のせいだろうか歩くとふわふわしてしっかり感がない。
施工業社さんに確認すると「馴れるしかありませんね」などと言う。
この部分だけは可能ならば早めに格安から高級感のあるものになんとかしたいところだ。
リビングの壁と天井はいつも目に入るので綺麗になって満足している。
リフォームは経年マンションでは致し方ないものだろうが、事前の勉強を徹底しておくことをお勧めする。
また値段については安い方がいいと言う考えもあろうが、格安よりまず使い勝手や今後何年もそこで暮らしていくことを考えておくこと。
そして使う側の問題で解決できるところもあることを知っておくことが必要ではないだろうか。
以上、水回りのリフォームに、さらにリビングまでもリフォームした、大規模リフォームの体験談でした。
参考になりましたでしょうか。
↑ クリックしてみてください ↑
実際に使ってみましたが、よかったです。あなたもリフォームに不安や悩みがあるなら、きっと満足するはずです。
著者情報:
村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表
経営するRCマンション、平屋ガレージハウス等、複数の賃貸物件について、空室対策として何度もリフォームを行ったことがあります。
リフォームは、室内のクロス、床、天井といった小規模なものから、屋根や外壁をリフォームする大規模修繕の経験もあります。
また、自宅を三井ホームで建て、さらに賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、新築の家づくり経験もあります。
そういったリフォームや家づくり経験で得た気付き、知識等を、記事にしていきたいと思います。
リフォームや家づくり等に役立つであろうと、資格も取得しました。
賃貸業など不動産ビジネスに役立つであろうと、宅地建物取引士に2008年に合格。
また、家づくり、リフォームに色彩は重要ということで、2級カラーコーディネーター(商工会議所)の資格を2019年に取得。
さらに、以前サラリーマン時代に、国内旅行業務取扱管理者の資格も2016年に取得。