残土処分が気になる方へ!その方法と費用を解説します

残土処分が気になる方へ!その方法と費用を解説します

 

残土処分が気になる方へ!その方法と費用を解説します

2020/04/22  更新:

 

 

 

 

 

村上悠です。
経営する賃貸物件について、空室時の各部屋のリフォーム、さらに大規模修繕を行ったことがあります。
リフォームに関しては、何度も行ったことがあり、かなり経験があります。
その経験をベースに記事を書こうと思います。

 

今回は、残土処分について解説します。


 

 

残土処分は、外構工事によく発生します。

 

あなたも、見積もりに、「残土処分  〇〇円」なんて記載があるのを、ご覧になられたことあるのでは?

 

私もそうですが、この残土処分がなぜ必要なのか・・気になる方が多いです。

 

しかし、ほとんどの方は、この残土処分が、そもそも何なのかを知りません。

 

そこで、本記事では、残土処分の残土は何なのか、処分の仕方、残土処分費等について解説します。

 

お得に、できる限り安く残土処分をする方法についても、お話しようと思います。

 

わかりやすく、具体例もあげ、解説しますので、ぜひ、お読みいただければと思います。

 

 

 

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そもそも残土処分の残土とは何か?

 

 

 

 

 

それでは、残土処分とは何かを解説します。


 

 

まず、残土処分の残土について説明します。

 

残土とは正式には建設発生土といいます。

 

残土とは、建築工事や土木工事等(要するに外構工事)で発生する土のことです。

 

外構工事により構造物をつくる場合、そのほとんどは、地面を掘削し、そして構造物をつくった後に、掘削した際の土で埋め戻しを行います。

 

その際、構造物がある分、土が余りますよね、その余剰の土を残土(建設発生土)といいます。

 

現在は、土も限りある資源として有効利用するために、現場で掘削した土を一旦は保管し、これを埋め戻し再利用し、余剰分だけを処分するのが普通です。

 

この説明でわかりますか・・。

 

次のパートで、カーポートの外構工事を例に、残土について解説しますので、よくわからない方は、そちらで理解するようにしてください。

 

この残土ですが、そのままでは埋め戻し等、再利用ができない場合があります。

 

残土に、コンクリートやアスファルトの塊(コンクリートガラ・アスファルトガラなんて言います)、木くずや汚泥などの産業廃棄物が混ざると、再利用できません。

 

これら産業廃棄物を取り除かない限り、残土は産業廃棄物として、廃棄物処理法に基づき、処理(有料で)を行う必要があります。

 

お金を払わいないと処分できないので、かなり厄介です。

 

残土の説明は以上ですが、理解できましたでしょうか?

どのような場合に残土が生じるのか?

 

 

 

 

 

次に、どのような場合に、残土が発生するのかを解説します。


 

 

カーポートの外構工事について、どのように残土が発生するのかを説明します。

 

カーポートは、ご存知の通り、柱と屋根からなるシンプルな構造物です。

 

ここでは、ワイドな大きなサイズのカーポートで柱は4本とします。

 

掘削は、柱を埋める穴を掘る際に行います。

 

柱を埋めるための基礎穴を、4箇所穴を掘ります。

 

 

 

 

縦穴を掘るための特別なショベル(複式ショベル・抱きスコップ)で地面を掘ります。

 

この掘削作業は、かなりの重労働です。

 

強度を保つために、柱を埋める穴は、大きいですし、深さも結構必要です。

 

カーポートに応じて、穴の大きさ、深さは決まっています。

 

例えば55㎝の深さの穴を掘ると、で、柱1本あたり土のう袋で4~5袋も発生します。

 

それが4箇所なので、かなりの残土が発生するわけです。

 

カーポートの場合、柱が建つので、土の埋め戻しは、ほとんどなく、ほとんどが残土になります。

 

この場合の残土ですが、先程、解説した通り、コンクリートガラ等が混ざると、産業廃棄物になるので注意が必要です。

 

例えば、カーポートをつくる場所の地面が、コンクリートの場合です。

 

その場合、穴を掘る前に「ハツリ工事」というコンクリートを割る作業が必要になります。

 

ここで、コンクリート片が多数発生しますが、これは残土ではなく、産業廃棄物です。

 

カーポートの柱1本あたり、コンクリートガラが、土のう袋2~3袋は発生します。

 

残土処分ではなく、産業廃棄物として処理する必要があります。

 

 

コンクリートやアスファルトを削った際に発生し、それらを細かく砕いたものについては、現在は再資源化できないかが研究されています。

 

 

ちなみに、柱カーポートの場合の、発生する残土とコンクリートガラは、以下の通りです。

 

カーポートの柱 残土 コンクリートガラ
1本 土のう袋4~5袋 土のう袋2~3袋
4本 土のう袋16~20袋 土のう袋8~12袋

 

かなりの量の残土・コンクリートガラ(産業廃棄物)が発生するのが、おわかりいただけると思います。

残土処分の費用はいくらか?その内訳は?

 

 

 

残土処分費はいくらか?

 

残土処分の費用ですが、正直、かなり複雑です。

 

残土処分費は、以下のような様々な事項によって決まるからです。

 

  • 残土を搬出する場所から残土を捨てる場所までの距離
  • 残土の受入価格
  • 残土の量
  • 場所が都市部、それとも地方なのか、道路事情
  • 残土処分業者 業者によって、残土処分費の金額はかなり異なります。

 

残土処分に必要な重機やトラック(車両)を自社で所有している業者は、他から借りる必要のある業者に比べ、残土処分費は安いです。

 

さらに、残土を受け入れ業者も兼ねている業者だと、さらに、残土処分費は安くなります。

 

このように、残土処分費は、かなり複雑です。

 

ある残土処理業者の価格ですが、1立米当たり5,000円とあります。

 

1立米と言われても、よくわからないと思います。

 

重さにすると、1000キロ、つまり1トンです。

 

 

残土処分費の内訳は?

 

残土処分費の内訳は、次の通りです。

 

  • 重機費用
  • 残土の運搬費用
  • 人件費
  • 残土捨て場の受け入れ価格

 

残土の量が少な過ぎ、重機が使えず、スコップ等で手作業で行う場合は、作業効率が悪い分、当然ですが割高になります。

 

また、残土を仮置きする場所がなく、その都度、残土捨て場に運搬する必要がある場合も、当然ですが、割高になります。

 

重機やトラック(車両)の台数や人件費等を効率よく動かせないため、その分費用が高くなります。

 

残土処分費を安くするには、残土は仮置きしておき、まとめて、1回で運搬するのがいいです。

 

残土の量が多いと、残土捨て場の受入れ価格が安くなったり、効率よく人を動かすことができるので、その分、費用は安くなります。

残土処分のお得な依頼の仕方とは?

 

 

 

 

 

残土処分をできる限り安くする方法について解説します。


 

 

ここまでの説明で、残土処分が何なのか、ご理解いただけたと思います。

 

あなたは、1トン分の残土処分が5000円というのは、高いと思いますか?

 

私は、この金額は、妥当ではないかと思いますが、中には、2万円近くとる業者もいたりします。

 

ここで、残土処分を、いかに安くするかについて解説したいと思います。

 

少しでも費用を抑えるため、残土を、自分で運搬し、処分すると考える方もいると思いますが、あまりおすすめしません。

 

残土は、思った以上の量で、それを車両に積み込み、運搬し、受け入れ業者に引き取ってもらう作業は、かなり大変です。

 

また、ご自分で、残土の運搬車両をお持ちでない場合には、借りる必要がありますし、当然、その費用も発生します。

 

こういった事情を考慮すると、やはり、外構の施工を依頼した外構業者に、残土処理も含めて一括でお願いをするのが、ベストな方法だと考えます。

 

その際に、ぜひ、やっていただきたいのは、複数の外構業者から相見積もりをとることです。

 

複数の見積もりを比較する際に、ぜひ、残土処理費用についても、チェックしてみてください。

 

最低でも3社くらいの相見積もりをとると、残土処理の費用についても、くらが相場なのかが、わかると思います。

 

相見積もりで、外構費用(全体)を比較検討する際に、残土処理についても比較検討することで、結果、残土処理の費用を安くするのがおすすめです。

 

複数の外構業者から相見積もりをとるのに、以下のサービスを使われると、かなり便利です。

 

 

 

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まとめ

 

 

 

 

 

いろいろな観点で、残土処理について解説をしました。

 

最後にまとめです。


 

 

外構工事につきものの残土処理、その内容、費用について解説をしました。

 

ここで、できる限り費用を安くするには、どうしたらいいのかについて、最後にまとめます。

 

 

残土処理は、自分では行わず、外構業者に一括で依頼をする。

 

最低でも3社の外構業者から相見積もりをとる。

 

見積もりを比較検討する際に、残土処理についても、各社の提示金額を比較検討する。

 

外構費用の金額、残土処理の金額、さらには、提案プランを比較検討し、依頼する外構業者を決める。

 

 

本記事を参考に、ぜひ、残土処理について、業者と交渉してみてください。

 

相見積もりの内容で、少しでも疑問点があれば、納得いくまで、確認するようにしてください。

 

今回も最後まで、お読みいただき、ありがとうございます。

 

 

 

 

著者情報:
村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表

 

経営するRCマンション、平屋ガレージハウス等、複数の賃貸物件について、空室対策として何度もリフォームを行ったことがあります。
リフォームは、室内のクロス、床、天井といった小規模なものから、屋根や外壁をリフォームする大規模修繕の経験もあります。
また、自宅を三井ホームで建て、さらに賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、新築の家づくり経験もあります。
そういったリフォームや家づくり経験で得た気付き、知識等を、記事にしていきたいと思います。

 

リフォームや家づくり等に役立つであろうと、資格も取得しました。
賃貸業など不動産ビジネスに役立つであろうと、宅地建物取引士に2008年に合格。
また、家づくり、リフォームに色彩は重要ということで、2級カラーコーディネーター(商工会議所)の資格を2019年に取得。
さらに、以前サラリーマン時代に、国内旅行業務取扱管理者の資格も2016年に取得。

 

著者のプロフィール情報

 

 

記事更新:
■「残土処分費の内訳は?」の記事を追加し、よりわかりやすくしました。(2022/10/4)