早速、本題です。
人工芝をDIYした際のよくある9パターンの後悔について、その対策も含め解説したいと思います。
人工芝のDIYで成功するには、ここは重要なので、しっかり理解するようお願いします。
見た目が雑で「素人DIY感」が出てしまった
1つ目は、最も多くの方が失敗したと後悔するパターンです。
DIYの結果、妙に雑で、明らかに素人の手によるものと感じる仕上がりになってしまったケースです。
具体的には、継ぎ目が不自然に目立つ、下地がでこぼこしている、芝がまっすぐにカットできていない等、すぐに雑なことが見て分かってしまう仕上がりです。
こういった後悔をしないための対策は次の通りです。
DIYで後悔しないための対策は、事前にDIYの手順を調べ、施工の手順やコツを、しっかり理解することです。
特に重要なことは、庭の下地作りです。
庭の下地作りは人工芝の見た目に大きく影響を与える重要な作業です。
雑草のがえている庭であれば、まず雑草を全て取り除き、凹凸を均等に整えて地面を整備する必要があります。
また、砂利の庭なら、砂利を取り除くか、取り除けない場合は砂利の高さ以上に砂や土を追加し、砂利の凹凸をなくす必要があります。
このような下地作りは基本的にDIYできますが、作業は、結構大変です。
もし、難しければ、下地づくりだけを専門業者に依頼し、人工芝の施工部分のみDIYするという方法もあります。
見た目が天然芝とは全く異なってしまった
2つ目の人工芝のDIYで後悔するパターンです。
天然の芝生に近いリアルな人工芝を購入したつもりが、人工芝の仕上がりが、妙に人工的で不自然な感じになってしまうケースです。
例えば、太陽の光が芝に反射してテカテカとした感じになったり、芝が太くて触るとチクチクとした痛みを感じることがあります。
どれも、天然芝とはまったく違うもので、こんなはずではなかったと、皆さん後悔することになります。
こういった後悔をしないための対策は次の通りです。
このような後悔をしないための対策は、より自然な芝色の人工芝を選ぶことです。
天然の芝は季節によって色合いが変わりますが、人工芝は選んだ色が一年中変わりません。
そのため、できるだけ天然芝に近い自然な芝色の人工芝を選ぶことが重要です。
芝色は、単色の緑だけでなく、濃い緑と薄い緑に茶色が混ざったものを選ぶようにしてください。
さらに、完全にストレートに立ち上がる芝だけでなく、一部が縮れたカールになっている芝も混じったものを選ぶといいです。
そして、人工芝を選ぶ際には、サンプルを取り寄せて、実際の場所で色や触り心地などを確かめるといいです。
これによって、人工芝をDIYする場所での見た目や質感をより確認できるので、ぜひ、やってみてください。
雑草が隙間から生えてしまった
3つ目の人工芝のDIYで後悔するパターンは、人工芝から雑草が生えることです。
皆さん、イージしていた綺麗な緑の人口芝の庭とDIY後の庭とのギャップが大きくて後悔します。
人工芝を敷けば雑草が生えないと勘違いしている方、雑草の手入れを省くために天然芝から人工芝に切り替える方がいます。
これは、大きな勘違いです。
ただ、人工芝を敷いただけでは、まず間違いなくDIY後に雑草が生えてきます。
人工芝の継ぎ目、キワ、透水穴から雑草が生えてきます。
特に、春から夏にかけては雑草が成長するので、人工芝が雑草に完全に負けてしまい、そのまま放置した場合、かなり酷い状況になってしまいます。
こういった後悔をしないための対策は次の通りです。
人工芝をDIYした場合、正直、継ぎ目を隙間なく接着することは、かなり難しいです。
少しでも隙間があると、隙間から日光が差し込み、雑草が生えてしまいます。
そうならないための
確実な対策は、やはり専門家に依頼するのがベストです。
それでも、DIYにトライしたいという方には、以下の作業を全て実施するといいです。
- 施工前に雑草を完全に取り除く。
- 人工芝専用の防草シートを隙間なく敷設する。
人口芝専用の防草シートですが、以下の3条件を満たすものを選ぶようにしてください。
- 人工芝を上に敷いても破れない丈夫なもの
- 防草シートの織り目から雑草が生えない不織布のものを
- 光を通さない高密度のもの
そして、防草シートの取り付け方のポイントについても、解説します。
- 庭とコンクリートの境界線では、防草シートを少し立ち上げて設置する。
- 防草シートを並べて取り付ける際には、シート同士を10cmほど重ねて設置する。
当然ですが、ベランダや屋上など、下地がコンクリートの場所は、そもそも雑草が生えないので、防草シートは不要です。
紫外線で変色してしまった
4つ目の人工芝のDIYで後悔するパターンは、太陽光による紫外線で、人工芝が変色、劣化してしまったことへの後悔です。
人工芝は、紫外線の影響を受けやすく、素材によっては色褪せたり、芝が抜けたり劣化してしまいます。
耐久性の低い人工芝では、すぐに紫外線の影響で色あせてしまうので、ご注意ください。
こういった後悔をしないための対策は次の通りです。
人口芝は、耐久性の高いものを選ぶことが重要です。
ただ、ほとんどの方は、どのように人工芝の耐久性を判断していいのか、わからないと思います。
そこで、おすすめしたいのが、「グレースケールテスト」を確認する方法です。
その人工芝が「グレースケールテスト」を実施しているかどうかを確認することで、耐久性の高さを見極める方法です。
「グレースケールテスト」は、紫外線テストや摩擦テストを通じて、人工芝の耐久性(何年もつかどうか)を評価するテストです。
購入する際は、人工芝の製品情報や仕様を確認することで、人工芝が「グレースケールテスト」をパスしたかどうかを確認できます。
「グレースケールテスト」を確認し、良質な人工芝を選ぶことを、おすすめします。
通常、安価な人工芝では、このようなテストがほとんど実施されていませんので、ご注意ください。
カビが発生してしまった
5つ目の人工芝のDIYで後悔するパターンは、人工芝にカビが生えてしまったという後悔です。
人工芝にカビが生える原因は、設置場所の環境だけでなく、人工芝の水はけの問題も大きく影響します。
水はけが悪い素材の人工芝だと、人工芝に湿気が溜まり、あっという間にカビが生えてくるので、注意が必要です。
こういった後悔をしないための対策は次の通りです。
人工芝の素材は主に「ナイロン」「ポリプロピレン」「ポリエチレン」の3つの種類がありますが、特に、ナイロンはカビの危険が高いです。
ナイロンは、水分を吸収しやすい素材で湿気を保持しやすいので、湿度の高い環境や水はけの悪い場所で使用すると、すぐにカビが発生します。
できる限り、「ナイロン」以外の素材の人工芝を選ぶことをおすすめします。
「ポリプロピレン」「ポリエチレン」は、湿気に対して耐性がある素材なので、こちらの人工芝を選ばれるといいです。
初期費用が高かった
6つ目の人工芝のDIYで後悔するパターンは、初期費用が高く後悔するケースです。
人工芝は、天然芝と比べると、初期費用がかなり高いです。
人工芝は、比較的安価にものでも1㎡当たり1,500円以上しますが、これに対して、天然芝は1㎡当たり500円程度と、かなり安いです。
人工芝は天然芝に比べ価格が高いと理解していたつもりでも、最終的な費用に驚いて後悔することが、よくあるのでご注意ください。
ちなみに、DIYではなく、専門の業者に人工芝の施工を依頼する場合だと、施工費用だけで1㎡当たり約5,000円以上が相場です。
この価格に、人工芝の価格を加えるので、1平方メートルあたり約10,000円以上になります。
庭の状況によっては、雑草の駆除や整地に関連する追加料金が発生することもあるので、さらに高額になる可能性もあります。
こういった後悔をしないための対策は次の通りです。
人工芝をDIYする際は、まず、いくら費用がかかるのか、事前確認することが重要です。
よくDIYなら、費用は安く済むはずと勘違いし、事前確認をしない方もいますが、ここは、必ず行うようにしてください。
そして、人工芝の仕上がり、品質を優先するのであれば、プロに依頼すべきですが、その際、費用の面で後悔しないための対策としては、複数の専門業者から、見積もりを取り、比較することが重要です。
実際に、庭の状況を業者の方に見てもらい、必要な下地作りや整地に関する費用も含め、正確に見積もってもらうようにしてください。
複数の外構の専門業者から、見積もりを取る場合、以下のサービスを活用されるのも1つの方法です。
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強風で芝がはがれてしまった
7つ目の人工芝のDIYで後悔するパターンは、強風ではがれてしまったケースです。
せっかく、人工芝を一生懸命に施工したのに、台風で、あっという間にはがれてしまうことがあります。
DIYで人工芝を固定するのは、かなり難しく、はがれてしまうことが、よくあるので注意が必要です。
こういった後悔をしないための対策は次の通りです。
強風や台風でDIYの人工芝が、はがれないようにするための対策は、以下がおすすめです。
- U字釘を多めに使用してしっかり人工芝固定する。
U字釘は、人工芝を固定する際に使用され、地面に刺さって安定感を持たせるのに適しています。
- 人工芝の上に珪砂(けいしゃ)をまいておく。
人工芝の上から砂をまくことで、砂が重しの役割となって人工芝がめくれにくくなります。
- U字釘を固定しやすいよう、下地をしっかりと固めておきます。
芝が完全に平らになってしまった
8つ目の人工芝のDIYで後悔するパターンは、人工芝がまっ平になってしまったケースです。
人々が歩いたり、物を置いたりすることで、人工芝が圧迫され、時間とともに平らになってしまうことは、よくあります。
特に芝の密度が低い人工芝は、圧力に弱く、押しつぶされやすいので、注意が必要です。
また、長期間太陽光や雨風にさらされることで、人工芝が劣化し、平らになることもあります。
こういった後悔をしないための対策は次の通りです。
このような人工芝がまっ平になってしまう劣化は、人工芝の品質や耐久性によって異なります。
長期間、人工芝を美しい状態で保つためには、人工芝を選ぶ際には、密度の高い、高品質な人工芝を選ぶことが重要です。
さらに、定期的な手入れやブラッシング、特殊な保護剤の使用も人工芝の美しさを維持するのに役立ちます。
手触りがチクチクした
9つ目の人工芝のDIYで後悔するパターンです。
庭に敷く人口芝は、それに触れることも多いので、できる限り、柔らかく、肌触りがよく、足裏に優しいものを選びたいものです。
手触りのいい人口芝は、庭での快適性が向上し、より満足度が高くなります。
手触りは問題ないと購入した人口芝が、実際にDIYして、使用するとチクチク感があったと後悔するケースです。
お店で購入する際、手で触って「特に問題ない」と思っても、実際使ってみるとチクチクしてしまうケースは珍しくないので、注意が必要です。
こういった後悔をしないための対策は次の通りです。
一般的に、人工芝の手触りは、人工芝の素材、芝葉の密度、芝葉の長さで決まってきます。
安価な人工芝は、特に素材と芝葉の密度で劣っていることが多く、実際に使用してみるとチクチク感が生じることはよくあります。
対策としては、できる限り安価な人工芝は選ばないことが重要です。
そして、芝葉の長さは、よりリアルな天然芝に近い外観を持ちつつ、快適な足触りを期待するのであれば、30㎜~40㎜を選ぶといいです。