村上悠です。
経営する賃貸物件で空室時のリフォーム、大規模修繕を行ったことがあります。
何度もリフォームは行ったことがあり、その経験をベースに記事を書こうと思います。
今回は、キッチンの高さで後悔しないためのポイントについて解説します。
次の記事で、キッチンの高さが自分に合っていないと悩んでいる方が多いと解説しました。
まだ、お読みでない方は、まず、こちらの記事からお読み頂ければと思います。
キッチンをリフォームする場合、失敗したと後悔することがないよう、高さについての事前確認が重要です。
今回は、リフォームの前に、キッチンの高さについて、何をどう確認すべきなのか、いくつかポイントを解説します。
この事前確認がいい加減だと、キッチンは、自分に合った高さのものではなくなり、リフォームは失敗です。
本記事では、キッチンを90㎝の高さに変える場合を想定し、具体的に説明したいと思います。
キッチンのリフォームをお考えの方には、かなり参考になる内容です。
ぜひ、最後までお読みいただければと思います。
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まず、キッチンの高さについて確認する際に、最も重要なことをお話します。
ここを間違えると、キッチンは、自分に合った適正な高さになりませんので、ご注意ください。
キッチンの高さを、自分の身長基準に、単に「身長÷2+5㎝」と計算し決めたり、肘の高さから一定の値をマイナスし決めたりするのは、絶対にだめです。
これらの計算方法は、あくまでも平均的な体形寸法から算出したものです。
人によって体型の寸法は変わってきます。
足の長い人、短い人・・全く同じ身長の人でも、体型は違い、当然、肘の高さも変わってきます。
こんな単純な方法で、キッチンの適正な高さを算出するのは不可能なので、あくまでも目安として考えてください。
必ず、普段、キッチンで作業する時の状況を全て再現し、キッチンの高さを確認することが重要です。
現在、ご自宅で使っているキッチンをベースに、キッチンの高さを割り出す方法がいいです。
キッチンでの作業、包丁でカットする等の調理作業、煮炊作業、食器類を洗う作業を、一つ一つ行いながら、自分に合った高さを検証していきます。
例えば、食材を包丁でカットする作業は、キッチンのどこに、まな板を置き、どの包丁を使って作業をするのか。
その際には、自分はスリッパを履いておこなうのか、キッチンマットは敷くのか。
できる限り、普段の状況を、そのまま再現し、高さを検証してください。
キッチンの調理台の高さ、コンロの高さ、シンクの高さを全て確認し、あと何㎝高いと、作業がやりやすいのか、逆に、何㎝低いといいのか、一つ一つ確認していきます。
あなた自ら動き、高さを検証するわけですから、当然、あなた固有の体型に合った、キッチンの高さにもなります。
ここまでやれば、かなりの高確率で、あなたに合った適正な高さのキッチンになるはずです。
ここで注意すべき点をお話しておきます。
よく、新しく導入するキッチンを、ショールームに見に行き、そのショールームで、キッチンの高さを確認する方がいますが、それはやめましょう。
なぜなら、ショールームで、普段のキッチンの作業状況を再現するのは難しいからです。
ショールームでの確認は、あくまでも参考程度に考えましょう。
普段、キッチンで作業する際の状況を再現し、キッチンの高さを検証することが重要だと話ました。
その際に、考慮すべき確認ポイントについて解説していきます。
それでは、キッチンの高さに影響するであろうポイントについて解説していきます。
キッチンの高さで悩まれている方なら、よくご存知だと思いますが、キッチンは、ほんの数㎝の高さの違いで、使い勝手が大きく変わってきます。
多くの方が、数㎝高すぎるキッチンで、逆に数㎝低すぎるキッチンで、腰が痛いとか、肩が凝るとか・・悩んでいます。
そのため、スリッパの厚さ、キッチンマットの厚さ、まな板の厚さ、ガスコンロ・IHコンロの高さは、どれも、キッチンの高さを決める上で、重要なチェックポイントです。
普段、キチンで作業する際の状況を再現する際には、こういった点も全て考慮するようにしてください。
キッチンで作業する際に、あなたはスリッパを履きますか?
もし素足ではなく、スリッパを履いて、キッチンで作業するなら、スリッパの厚みを考慮する必要があります。
スリッパにも、いろいろありますが、中には、7㎝もの厚底のヒールスリッパもあります。
あなたが、普段、どんなスリッパを履いて、キッチンで作業をするのか、そのスリッパの厚みを考慮して高さを検証します。
キチンにキッチンマットを敷きますか?
キッチンマットでも、数ミリの薄いものであれば、その厚みを考慮する必要はありません。
しかし、中には、クッション性の高い、2㎝~3㎝も厚みのあるキッチンマットもあります。
あなたが、普段、キッチンマットを使っているなら、その厚みも考慮し、キッチンの高さを検証します。
まな板は、キッチンでの必須アイテムです。
必ず、まな板の厚みを考慮するようにしてください。
まな板でも、ゴム製のもの、プラスチックのもの、木製のもの・・いろいろ種類がありますし、厚みも大きく異なります。
普段、お使いのまな板の厚みを考慮し、キッチンの高さを検証します。
ガスコンロとIHコンロとでは、高さが全く違います。
IHコンロであれば、完全にフラットなので、特に高さを考慮する必要はありません。
しかし、ガスコンロの場合は、五徳の高さを考慮する必要があります。
五徳の高さは、ガスコンロによって異なり、3㎝程のものから、高いものだと6㎝近いものもあります。
ガスコンロを使う場合には、必ず、五徳の高さを考慮し、キッチンの高さを検証します。
ここで、キッチンの高さを90㎝にするケースを検証してみます。
仮にあなたの身長が160㎝であるとします。
身長を基準にするなら、キッチンの高さは、「160㎝÷2+5㎝=90㎝」になるはずです。
難しい計算式ではないので、わかりますよね。
また、仮にあなたの肘の高さが、床から100㎝であるとし、100㎝-10㎝=90㎝の計算から、キッチンの高さを90㎝とします。
肘の高さからマイナスする値は、10㎝だったり、14㎝だったり・・いろいろな計算方法があります。
単に、自分の身長や肘の高さのみを基準に、キッチンの高さを90㎝にしたら、まず間違いなく、あなたは後悔するはずです。
なぜなら、単なる計算だけでは、あなたに合った適正な高さを割り出すのは、無理だからです。
では、どうすれば、キッチンの高さを、自分に合った、使い勝手のいいものにすることができるのか?
それは、既に本記事で解説した通りですが、まとめると、次の通りです。
こういった方法でキッチンの高さを検証し、その結果、90㎝の高さとしたのであれば、90㎝の高さで問題ありません。
あなたに合った高さであり、おそらく使い勝手もいいはずです。
くれぐれも、計算式だけで、キッチンの高さを決めないようご注意ください。
キッチンの高さで後悔しないための確認ポイントを解説しました。
それでは、最後にまとめです。
キッチンの高さは、ほんの数㎝の違いで、使い勝手は大きく変わってきます。
くれぐれも、現在使用しているキッチンで、普段のキッチン作業を再現しながら、一つ一つ確認することが重要です。
ここの確認がいい加減であったり、単に身長や肘の高さを基準で計算し、高さを決めないようにお願いします。
せっかく費用をかけてキッチンをリフォームするわけですから、使い勝手が良く、気持ちのいいキッチンにしたいですよね。
最後に、キッチンリフォームを成功させるのに、とても重要な事を申し上げます。
それは、本記事で解説したような事を、一つ一つ一緒に相談できる、信頼できる施工業者にリフォームをお願いすることが、成功のポイントです。
単に計算式で算出した高さで、キッチンのリフォーム内容を提案してくる業者がいます。
一つ一つの細かい作業の確認には時間も手間もかかるので、ここは計算式で算出し、済ませたいのだと思いますが・・
こういった施工業者は、絶対に、リフォームを依頼しない方がいいです。
ぜひ、キッチンのリフォーム実績が豊富で、スキルも高く、信頼できる施工業者を探し、依頼してください。
しかし、世の中には、数多くのリフォーム業者がいて、その中から探すのは、かなり大変です。
そんな場合は、以下のサービスの利用を検討されては、いかがでしょうか。
私も、何度か利用していますが、できる限り安く、そして確実にリフォームを成功させるのにいいです。
リフォームの費用を安く抑え
信頼できる業者に依頼をしたい方へ
できる限り安く、リフォームを確実に成功させたい方には、ぜひご検討頂ければと思います。私も複数回利用しましたが、リフォームは成功し大満足です。
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それぞれ、特徴があり異なりますが、各サービスに共通する事は、あなたの計画するリフォームに、最適な地元優良リフォーム業者を複数厳選し紹介してくれることと、全て無料ということです。
タウンライフリフォームは、有名大手リフォーム会社との提携に強く、融通が利き対応も早く、ホームプロは、業界最大手で信頼度抜群です。→ 詳細はこちら
今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ぜひ、あなたのキッチンリフォームを成功させてください。
著者情報:
村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表
経営するRCマンション、平屋ガレージハウス等、複数の賃貸物件について、空室対策として何度もリフォームを行ったことがあります。
リフォームは、室内のクロス、床、天井といった小規模なものから、屋根や外壁をリフォームする大規模修繕の経験もあります。
また、自宅を三井ホームで建て、さらに賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、新築の家づくり経験もあります。
そういったリフォームや家づくり経験で得た気付き、知識等を、記事にしていきたいと思います。
リフォームや家づくり等に役立つであろうと、資格も取得しました。
賃貸業など不動産ビジネスに役立つであろうと、宅地建物取引士に2008年に合格。
また、家づくり、リフォームに色彩は重要ということで、2級カラーコーディネーター(商工会議所)の資格を2019年に取得。
さらに、以前サラリーマン時代に、国内旅行業務取扱管理者の資格も2016年に取得。