平屋に中庭は必要か?中庭のある家の間取りを徹底考察!

平屋に中庭は必要か?中庭のある家の間取りを徹底考察!

 

平屋に中庭は必要か?中庭のある家の間取りを徹底考察!

2019/10/09

平屋の間取り図の12のチェックポイントをまとめてみました。
理想の平屋を建てたい方、絶対に失敗したくない方は、ぜひお読みいただければと思います。





 

村上悠です。
自宅以外に、平屋のガレージハウス(賃貸)を建てた経験があります。
もともと平屋が好きで、この家を建てる際には、かなり平屋について研究もしました。
その経験をベースに記事を書こうと思います。


今回は、平屋における中庭を徹底的に解説します。



最近、平屋に中庭を設けることを検討される方が増えてます。


中庭をおくことで、外の風や光を室内に多く取り込み快適性をアップさせることができたり、中庭をアウトドアリビングとして多目的に活用でき、暮らしをより豊かにできたりします。


こういった中庭設置のメリットを考えて、導入を検討される方が多いわけです。


ただし、注意が必要です。


確かに、平屋に中庭をおくメリットは、多々ありますが、逆に、中庭の導入には、デメリットもあります。


そこで、まず、平屋に中庭を上手に取り入れることに成功した間取りをいくつかご紹介します。


その上で、平屋に中庭を設置することのメリット、デメリットを、より具体的かつ詳細に解説します。


平屋における中庭をよくご理解していただいた上で、中庭の導入を検討して欲しいです。






今回の記事を、平屋の中庭を検討される際に、参考にして頂けると幸いです。


それでは、最後まで、おつきあい宜しくお願いします。



 


平屋の注文住宅で絶対に失敗しないために、一度、こちらもお読みいただければと思います。


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そもそも中庭とは何か?



まず、そもそも中庭とは何なのかをお話しておきます。


中庭は、建物や壁などで囲まれた、屋外にある屋根のない庭、空間のことをいいます。


外からは遮断され、他人の視線を気にすることなく、そこにいられるプラーベート空間です。


完全に外でありながら、室内のようにくつろげる穏やかな場所です。


このような中庭は、京都の町家では「坪庭」として、スペイン洋式の家では「パティオ」として、取り入れられています。

平屋の3パターンの中庭のある間取りとは?


平屋に中庭を設置する場合、大きく、平屋の形状から、コの字型、ロの字型、Lの字型の3つにわかれます。


それぞれどのような特徴があるのか、具体的な間取りをもとに、お話したいと思います。



中庭のある2LDK・コの字型の間取り


出典:すまいポート21


平屋の間取り コの字型の平屋・2LDK
延床面積 105.99㎡(32.12坪)
中庭の広さ 5.5坪


平屋の形をご覧いただきたいのですが、コの字型であることが、おわかりいただけると思います。


中庭を囲むように、LDKと和室が配されており、この中庭から外の光や風を取り入れることができ、室内は快適な空間になっています。


5.5坪の中庭には植栽もあり、部屋から外の緑も常に見て、感じることができます。


また、この中庭にはお風呂も面しております。


中庭は、完全に他からの視線が遮られたプライベート空間なので、他人を気にすることなく、お風呂の窓を開けることができます。


まさに、露天風呂感覚でお風呂を楽しむことができる、贅沢な平屋の間取りです。


中庭は、アウトドアリビングとして、様々な用途で活用でき、それにより平屋での暮らしが何倍も充実したものになります。




中庭のある2LDK・ロの字型の間取り



出典:すまいポート21


平屋の間取り ロの字型の平屋・2LDK
延床面積 98.13㎡(29.68坪)
中庭の広さ 4.0坪


今回は、ロの字型の平屋です。


まさに平屋の中央に中庭が配されており、どこの部屋も、中庭から光が、風を取り込むことができ、中庭のシンボルツリーも見ることができます。


LDKは、南面だけでなく、北側の中庭にも面しているため、風の通りも良く、明るく、快適です。


北側の寝室も、本来であれば暗く、一日を通して日が当たらない暗い部屋のはずが、中庭があることで、風通しもよく、明るく快適な部屋になっています。


さらに、お風呂も中庭に面しており、お風呂の窓をあければ、まるで露天風呂のようです。


中庭のシンボルツリーの緑を見ながら、外の光、風を感じながら、他人の視線を気にすることなく、お風呂に入ることができます。


とても贅沢なお風呂になっています。




中庭のある2LDK・L字型の間取り


出典:住友林業の家


平屋の間取り Lの字型の平屋・2LDK
延床面積 79.49㎡(24.04坪)
中庭の広さ -


今回はLの字型の平屋の場合です。


南側の中庭には、LDK、プライベートエリアの和室、寝室の全てが中庭に面しています。


中庭から外の風、光を取り入れることができ、快適な部屋となっています。


各部屋は、この中庭で、ゆるくつながっており、常に家族の気配を感じることができ、平屋ならではの良さを活かした間取りになっています。


この中庭ですが、間取りからは、よくわかりませんが、中庭の南、東側(平屋の建物がない側)を、他人の視線を遮るようにすることで、より各部屋の快適度がアップします。


さらに中庭そのものの使い方も、完全なプライベート空間であれば、より多目的に活用できると思います。

平屋における中庭のメリットとは?



こちらの画像をご覧になっただけでも、中庭の素晴らしさは、おわかりいただけると思います。


中庭はウッドデッキとなっており、緑の植栽もあり、各部屋は、大きな開口部で面しております。


家の室内に居ながらにして外の光、風を感じ、中庭もアウトドアリビングとして使ったり・・この平屋での暮らしが、いかに快適かが想像できると思います。


それでは、平屋に中庭を導入するメリットを考えたいと思います。




快適性がより増す


よく平屋のプライベート空間の部屋にありがちなのが、建物の中央や北側にある、暗くて不快な部屋です。


典型的な例が、北側の窓であるため、光は入らず、風通しも悪く、一日中、暗い部屋です。


他の部屋とは全く遮断された、孤立した部屋です。


特に家が密集している都市部では、こういった不快な部屋が多いです。


そんな部屋を、中庭を設け、そこに面するようにするだけで、大きく改善し、快適な空間にすることができます。


中庭から光、風をふんだんに取入れ、さらに中庭を介することで、LDK等他の部屋ともゆるくつなげることもできます。


中庭は他人の視線を気にする必要がないプライベート空間であるため、居室を大開口部で中庭につねげることが可能です。


これにより、その部屋を快適な空間に大きく変えることができます。




子供の安全な遊び場を確保


小さな子供を外で遊ばせるのは、危険がいっぱいです。


毎日のように、交通事故、誘拐・・様々な事件、事故がニュースで取り上げられています。


その点、中庭は、外の庭ではありますが、完全に外部とは遮断された、安全なプライベート空間です。


小さな子供でも、中庭であれば、安心して外で思いっきり遊ばせることができます。




中庭にはウッドデッキが最適 


中庭をウッドデッキにすることで、完全に外の庭ではありますが、より室内感覚で使うことができます。


室内の床の段差を小さく又はなくすことで、まるで、中庭を室内の一部のようにもすることができます。


まさに、中庭をアウトドアリビングにできます。


そこで、バーベキューをしたり、食事をしたり、お茶をのんだり、読者をしたり、昼寝をしたり・・様々な用途で使えます。



以上が、平屋に中庭を設けるメリットです。

平屋における中庭の要注意なデメリットとは?



次に、中庭を設けることの、デメリットをお話します。


デメリットもよく理解した上で、あなたが建てる平屋に中庭を導入するか否かを、よく検討してください。




中庭の価格は高い


よく中庭を設けるには、どれくらいの費用がかかるのか、最終的な価格はいくらかと質問を受けます。


中庭を設ける場合、その分、より広い土地が必要になり、まず土地の取得費用が高くなります。


さらに、中庭を設ける場合、平屋をコの字型、ロの字型、Lの字型と、建物の形状を、若干複雑にする必要があり、その分、建築費用も高くなります。


このように土地、建物に費用が、より多くかかり、つまり、中庭の価格は高いということです。




メンテナンス費用がかかる


中庭は、室内と異なり、雨風に直接さらされます。


当然、室内に比べ、傷みがひどくなりがちです。


例えば、中庭の床をウッドデッキにした場合ですが、定期的に床面に、塗料を塗る必要があります。


何年も放置したままですと、最悪の場合、木材を腐食させてしまうこともありますので、定期的にメンテが必要です。


当然、このようなメンテナンスには、費用もかかります。




光熱費が高くなる


中庭を設けることで、そこに面する開口部が多くなりますので、建物の気密性・断熱性が損なわれます。


その分、冷暖房費等の光熱費が高くなります。




より防犯リスクが高まる


中庭は他からの視線を遮った完全なプライベート空間です。


中庭であれば、他人に見られるリスクなく、空き巣等の行為ができるということです。


こういった防犯上のリスクが、中庭により、どうしても高まります。




屋根のある平屋の中庭は要注意


中庭をウッドデッキにし、そこを室内の一部のようにしたいという方が多いです。


さらに、その中庭に屋根を設ければ、もはや天候に左右されない、アウトドアリビングとして使えると。


しかし、ご注意ください。


中庭に屋根を設けてしまうと、そこは、もはや庭ではなくなり、建物の一部として扱われます。


中庭の面積は、床面積に含まれることとなり、その分、固定資産税が高くなります。


さらに、建築基準法上で定められている床面積をオーバーしてしまうリスクもありますので、ご注意ください。





平屋のメリット・デメリットからどう判断しますか?


以上、平屋の中庭について、メリット、デメリットをお話しました。


確かに、中庭にはデメリットがありますが、中庭を導入するメリットの方が、はるかに大きいと、私は、そう思います。


中庭を設けるためにより高くなる費用、土地、建物にかかる費用のところが、クリアできるのであれば、ぜひ、平屋への中庭の導入は検討すべきだと思います。


中庭を導入すべきか否かを、検討する価値は大きいです。


最終的に、平屋に中庭を設けるかは別にして、まずは、中庭を導入するとどういう間取りになるかくらいは、検討してみてください。


ちなみに、中庭を設けた平屋の間取りの作成は、こちらを利用されるといいです。




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平屋の中庭をガレージと兼用にすることは可能か?



ビルトインガレージを希望される方、特に男性の方に多いです。


やはり、皆さん、ガレージに憧れているようで、夢もあるようです。


愛車を駐車したり、趣味のモノを並べたり・・・・好きなモノに囲まれた空間。


いいですね。


しかし、自宅にガレージを、ビルトインガレージを設けるのは、かなりハードルが高く、難しいです。


1台分のガレージでも、かなりの土地の広さ、建物の大きさが必要となり、さらに、予算もかかります。


そこで、おすすめなのが、平屋の中庭を、ガレージと兼用するプランです。


さすがに屋根を設けることは無理ですが、中庭であるため、費用も、インナーガレージ程かかりません。


また、あくまでも中庭であるため、床面積にも含まれませんので、固定資産税の対象にもなりませんし、建築基準法の制限も受けません。


屋根がないだけで、完全にプライベート空間には変わりありません。


ぜひ、中庭をガレージと兼用にすることを検討されては、いかがでしょうか。

中庭のある平屋のまとめ


以上、平屋に中庭を設ける際のメリット、デメリット、具体的な間取り、さらには、ガレージと兼用するプランまで、幅広くお話しました。


平屋に中庭を設け、その中庭の活用の仕方で、その平屋での暮らしが、何倍も快適で充実したものになります。


確かに、中庭にはデメリットもありますが、それ以上にメリットがあると、私はあると思います。


中庭を設けるための予算がないとか、すぐにあきらめるのは、もったいないと思います。


100%納得のできる平屋を建てるためにも、まずは、中庭のあるバージョンの間取りも、検討するといいです。


最終的に、中庭を導入しないとしても、検討する価値は大きいです。



この記事が、あなたが平屋を建てる際の参考になれば幸いです。


最後まで、おつきあいいただき、ありがとうございました。




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著者情報:
村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表


経営するRCマンション、平屋ガレージハウス等、複数の賃貸物件について、空室対策として何度もリフォームを行ったことがあります。
リフォームは、室内のクロス、床、天井といった小規模なものから、屋根や外壁をリフォームする大規模修繕の経験もあります。
また、自宅を三井ホームで建て、さらに賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、新築の家づくり経験もあります。
そういったリフォームや家づくり経験で得た気付き、知識等を、記事にしていきたいと思います。


リフォームや家づくり等に役立つであろうと、資格も取得しました。
賃貸業など不動産ビジネスに役立つであろうと、宅地建物取引士に2008年に合格。
また、家づくり、リフォームに色彩は重要ということで、2級カラーコーディネーター(商工会議所)の資格を2019年に取得。
さらに、以前サラリーマン時代に、国内旅行業務取扱管理者の資格も2016年に取得。


著者のプロフィール情報