室内洗濯機置場がない場合の空室対策とは?

室内洗濯機置場がない場合の空室対策とは?

 

室内洗濯機置場がない場合の空室対策とは?

2019/01/22

 

 

 

村上悠です。
経営する複数の賃貸物件では、何度も空室対策のリフォームを行ったことがあります。
また、大規模修繕の経験もあります。

 

その経験をベースに記事を書こうと思います。


 

 

築古の賃貸物件だと、室内洗濯機置場がなく、洗濯機置場が、ベランダや廊下の共有部分にあるケースが多いです。

 

こういった賃貸物件は、かなりのハンディを負っていて、空室問題に苦労して「おります。

 

今回は、空室対策リフォームの一つである室内洗濯機置場がない場合の空室対策リフォームについて解説します。。

 

 

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洗濯機置場を設置するメリットとは?

 

 

 

アパート等の賃貸経営における空室対策に効果があるリフォームの話題です。

 

今回は、マンションに室内洗濯機置場がない場合の空室対策リフォームについて取り上げます。

 

築年数の経ったマンションだと、いまだに、室内洗濯機置場がなく、外の共有部のベランダや廊下にあるケースが、結構あります。

 

築25年~30年以上のマンションでは、洗濯機のベランダ置きが多いです。

 

このように、洗濯機がベランダや廊下の外に設置されている場合・・皆さん、本当にお困りのようです。

 

 

室内洗濯機置場がないことによる様々なデメリットは、以下の通りです。

 

その逆は、室内洗濯機置場を設置するメリットです。

 

 

 

 

 

 

1つ目のデメリットです。

 

おそらく、これが一番の問題だと思うのですが、洗濯機の発する音や振動です。

 

外だと、音や振動が、余計に響くため、近所に迷惑がかからないか、気を遣います。

 

特に、静かな夜だと、日中より音や振動が気になりますし、外の目も気になります。

 

昼間、働かれている方は、どうしても帰宅後、夜間に洗濯をすることが多くなりますが、皆さん、かなり気を遣われているようです。

 

室内洗濯機置場を設置するメリットは、室内であれば、洗濯機の発する音が、昼でも夜でも、気にならないということです。

 

 

 

2つ目のデメリットです。

 

今、洗濯をしている行為自体が、どうしても外に知れてしまうので、ある意味、生活スタイルの一部が外部に漏れているような。

 

特に、女性であれば、気になると思います。

 

室内洗濯機置場を設置するメリットは、そういった個人に関係する情報が一切、外に漏れないということです。

 

 

 

3つ目のデメリットです。

 

それは、洗濯する際の作業導線がよくなく、洗濯の効率が悪いという問題です。

 

室内洗濯機置場があれば、室内にある洗濯ものを、そのまま洗濯機にいれ、洗濯するという室内の作業導線が確保されているので、効率がいいです。
(ここが、室内洗濯機置場を設置するメリットです。)

 

洗濯機置場が外にある場合、洗濯ものを、外のベランダや廊下に設置してある洗濯機まで運ぶのに、スムーズに移動ができず、効率が悪くなります。

 

洗濯する際に、室内と外の行き来が発生し、その分、体力の負担にもなります。

 

 

 

 

4つ目のデメリットです。

 

洗濯が外での作業になるため、冬であれば寒いですし、夏であれば、暑いし、虫もいます。

 

室内洗濯機置場があれば、全て、室内で作業は終わりますので、こういった、問題は一切発生しません。

 

これがメリットです。

 

 

 

このように、室内洗濯機置場がないことで、本当に、様々な問題があります。

 

だんだん、洗濯するのが面倒となり、後でまとめて、洗濯をすればいいという気持ちに。

 

やる気が出ずに、ついつい洗濯物を、大量にためてしまう原因にもなりかねません。

 

 

 

これら問題は、当然ですが、室内洗濯機置場を設置することで、全て解決できます。

 

では、具体的にどうすればいいのか、さらにリフォーム対策について、詳細をお話します。

室内洗濯機置場を設置するのに必要な防水パンのサイズは?

 

 

室内洗濯機置場を、リフォームで設置するには、最低限何が必要なのか?

 

 

1つ目が、防水パンを設置するスペースの確保、2つ目が、給水管の設置、3つ目が、排水管の設置、そして4つ目が電源コンセントの設置です。

 

 

 

防水パンの設置

 

防水パンとは、洗濯機が置けるようになっている受け皿のような設備で、床に置くものです。

 

万一、洗濯機から水が漏れた場合のリスクを考え、この防水パンは、必ず設置する必要があります。

 

水漏れ事故が発生した場合、洗濯機から漏れ出た水が、床に染み込み、最悪、階下への水漏れになることも考えられます。

 

そうなった場合、近隣との大きな問題になりますし、仮に、そこまでトラブルにならないとしても、自宅の床を汚してしまい、建物自体にも悪影響を及ぼします。

 

こういったトラブルを回避するためにも、室内洗濯機置場には、防水パンの設置は必要で、そのためのスペースを確保する必要があります。

 

 

防水パンのサイズは、3種類あります。

 

日本国内の防水パンの定型サイズ:

 

1.幅640mm×奥行き640mm

 

2.幅740mm×奥行き640mm

 

3.幅800mm×奥行き640mm

 

 

1.のサイズは、狭い1Rや1Kの住宅でも設置できる、小さなサイズの防水パンです。

 

当然ですが、防水パンに合わせて、小さな洗濯機を選ぶ必要がありますので、ご注意ください。(念のため)

 

 

悪質なリフォーム業者がいて、この防水パンを設置する必要はないと、その分、リフォーム工事を安くする業者もいるので注意が必要です。

 

防水パンを設置せず、洗濯機を直接床に置くことになるので、配管を設ける簡単な工事ですみ、費用も安いです。

 

ただし、この方法はリスクが高いため、現在では稀です。

 

 

 

 

 

 

給水管の設置

 

洗濯機には、水道の蛇口が必要になり、そのための給水管を設置する必要があります。

 

それがない場合には、キッチン等に使われている水道管から分岐させて、洗濯機の場所まで引っ張てくる工事を行います。

 

その際に、露出配管(給水管が丸見えの状態)ではなく、できれば壁内隠ぺい配管にし、見栄えをよくしたいところですが、工事代金は高くなります。

 

オリジナルカバーで配管を隠す方法もありますので、予算に応じて検討してください。

 

 

 

排水管の設置

 

洗濯した水を排水するために、排水口を新たに作って、既にある排水管に接続させる必要があります。

 

洗濯機の排水口から、既にある排水管までの間は、当然、新たに排水管を設置することになります。

 

よくあるのは、キッチンの排水管に接続させるやり方です。

 

水は高いところから低いところに流れるため(当然ですが)、洗濯機の排水口より、つなぐ場所(この場合キッチンの排水管)を低くし、勾配を取らなければなりません。

 

キッチンから離れた場所に洗濯機置場を設置してしまうと、勾配がとりづらくなります。

 

できるだけキッチンの近く、できれば真横に、洗濯機置場を設置するのがベストです。

 

 

ここでも注意点があります。

 

排水管から上ってくる悪臭を防ぐために、設ける排水トラップです。

 

これは、一時的に水を溜めることによって、悪臭を防ぐもので、通常は設置するものです。

 

しかし、悪質なリフォームだと、手抜き工事をし、排水トラップを設けません。

 

 

 

電源コンセントの設置

 

洗濯機用に、電源コンセントが必要であり、もしない場合には、新たにコンセントを設置します。

 

電気工事は、資格がある専門業者しか行うことができませんので、ご注意ください。

なぜ、キッチンに洗濯機置場を設置することが多いのか?

 

 

 

 

 

あなたは、洗濯機置場を新設するのに、どの場所がいいと思いますか?

 

実は、キッチンの場所がよく選ばれます。

 

その理由は・・

 

キッチンが洗濯機置場を設けるのに最適な場所だということです。

 

キッチンには、給水配管も、排水配管も さらに電気のコンセントもあります。

 

洗濯機置場の新設に必要な条件を、全てクリアできるのがキッチンなわけです。

 

ところで・・

 

キッチンに洗濯機置場をつくるのに、どれくらいの工事期間がかかると思いますか?

 

おおよそ、1日で終わります。

 

なぜなら、必要な条件が全てキッチンにはそろっているので、比較的簡単なリフォーム工事ですむからなんです。

 

1日で終わるとは、本当に驚きです。

室内洗濯機置場の設置にかかる費用はいくら?

 

 

 

室内洗濯機置場の設置にかかるリフォーム費用は、おおよそ以下の通りです。

 

おおよおその目安ですが、15万円~20万円です。

 

その内訳は・・

 

■防水パン本体+設置費 → 約2~6万円

 

■洗濯機専用の水栓本体の設置 (※緊急時止水機能付き) →約1万円

 

  ※給水配管のホースが抜けると自動で水が止まります。水漏れリスクを回避するためにも必要です。

 

■給排水管の接続工事→ 約1.5~8万円

 

■コンセント設置費 → 約1万円

 

■周囲の内装の復旧工事 →約5万円

 

■その他の諸経費・雑費など → 約1~2万円

 

 

 

以上、室内洗濯機置場を新設するためのリフォーム対策についてでした。

 

ぜひ、ご検討ください。

 

 

 

 

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著者情報:
村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表

 

経営するRCマンション、平屋ガレージハウス等、複数の賃貸物件について、空室対策として何度もリフォームを行ったことがあります。
リフォームは、室内のクロス、床、天井といった小規模なものから、屋根や外壁をリフォームする大規模修繕の経験もあります。
また、自宅を三井ホームで建て、さらに賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、新築の家づくり経験もあります。
そういったリフォームや家づくり経験で得た気付き、知識等を、記事にしていきたいと思います。

 

リフォームや家づくり等に役立つであろうと、資格も取得しました。
賃貸業など不動産ビジネスに役立つであろうと、宅地建物取引士に2008年に合格。
また、家づくり、リフォームに色彩は重要ということで、2級カラーコーディネーター(商工会議所)の資格を2019年に取得。
さらに、以前サラリーマン時代に、国内旅行業務取扱管理者の資格も2016年に取得。

 

著者のプロフィール情報