コンクリートにひび割れ!その原因と補修方法とは?

コンクリートにひび割れ!その原因と補修方法とは?

 

コンクリートにひび割れ!その原因と補修方法とは?

2023/02/05

 

 

 

 

 

村上悠です。
経営する賃貸物件について、空室時の各部屋のリフォーム、さらに大規模修繕を行ったことがあります。
リフォームに関しては、何度も行ったことがあり、かなり経験があります。
その経験をベースに記事を書こうと思います。

 

今回は、コンクリートのひび割れについて解説します。

 

コンクリートはなぜひび割れるのか、その原因、補修方法、補修材、さらに補修にかかるその費用の相場についても解説します。


 

 

 

次の2つの記事でも解説してますが、駐車場や庭のコンクリート施工は人気があります。

 

 

 

コンクリートは、見た目もスッキリしていておしゃれで、お手入れも簡単、耐久性に優れていますが、実は、コンクリートのひび割れは、それ程珍しいことではありません。

 

後ほど詳しく解説しますが、様々な原因で、コンクリートはひび割れます。

 

コンクリートのひび割れには、特に心配のないものもありますが、中には、コンクリートの劣化を早め、寿命を縮めてしまう原因となる危険なものもあります。

 

こういった危険なひび割れは、できるだけ早いタイミングで適切な方法で補修する必要があります。

 

本記事では、なぜコンクリートにひび割れが生じるのか(原因)、その補修方法、補修に使われる補修材、さらには、補修にかかる費用の相場について解説します。

 

コンクリートの補修をお考えの方には、おおいに参考になる内容なので、ぜひ、最後までお読みいただければと思います。

 

 

 

 

 

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関連記事:
駐車所のコンクリートのひび割れのDIYの補修に関する記事です。

劣化した、汚れのついたコンクリートの補修について解説します。

コンクリートがひび割れる原因は何か?

 

 

 

 

 

まず最初に、なぜ、コンクリートはひび割れるのか、その原因について解説します。


 

 

コンクリートは、圧縮される力に強い(圧縮強度が大きい)のですが、逆に引張力に弱く(引張強度が小さい)、さらに、変形能力が低い(収縮性がない)性質があります。

 

「引張」とは、材料の外側に向かって引っ張られる力のことで、ここで受ける力を引張力といいます。
反対に、材料の内側に向かって押される力を圧縮と言い、受ける力を圧縮力といいます。

 

 

 

強い力で引っ張られ、それに応じて変形できない場合に、コンクリートはひずみ、ひび割れます。

 

コンクリートは、本質的にひび割れを生じやすいという特徴があるということです。

 

程度の差こそあれ、ひび割れは本当によく生じ、多くの方は、建物の基礎、外壁、駐車場等のひび割れたコンクリートを、何度もご覧になったことがあると思います。

 

コンクリートのひび割れは、この後詳しく解説しますが、原因は様々です。

 

ひび割れの原因、ひび割れの状態によっては、すぐに補修等の対応が必要なケースもあるので、注意が必要です。

 

この後、ひび割れの原因についてお話しますが、少し専門的な話になります。

 

よくわからない方もいらっしゃるかと思いますが、ここではザックリ理解できれば問題ありませんので、気楽に読み進めてください。

 

 

 

 

乾燥収縮によるひび割れ

 

1つ目のコンクリートのひび割れの原因は乾燥収縮です。

 

おそらく乾燥収縮によるコンクリートのひび割れが、最も発生頻度が多いです。

 

コンクリートには水分が含まれていますが、時間の経過とともに、コンクリート内の水分が徐々に蒸発していきます。

 

水分が蒸発すると、その分コンクリートの体積が減少するため、収縮する状態になります。

 

コンクリートが収縮すると、引張力がはたらくため、ひび割れが生じます。

 

 

 

 

凍結融解によるひび割れ

 

2つ目のコンクリートのひび割れの原因は凍結融解です。

 

コンクリートには水分が含まれていることは、先程お話しましたよね。

 

そのコンクリート内の水分が、寒冷地だと、寒い夜間に凍結し、日中の日射によって融解する、凍結融解を繰り返すことになります。

 

水分が凍結すると体積が膨張し、引張力がはたらくため、コンクリートはひび割れます。

 

 

 

 

中性化によるひび割れ

 

3つ目のコンクリートのひび割れの原因は中性化です。

 

コンクリートは元来アルカリ性ですが、雨や紫外線にさらされ続けることで、コンクリート内部のカルシウム化合物が、大気中の二酸化炭素と反応し、徐々にアルカリ性を失い中性化していきます。

 

鉄筋を囲むコンクリートがアルカリ性に保たれている間は、鉄筋は錆びることはありませんが、コンクリートの中性化が進むと、鉄筋は錆びて体積が膨張します。

 

膨張した鉄筋によって、コンクリートに引張力がはたらき、コンクリートはひび割れます。

 

 

 

 

その他の理由によるひび割れ

 

コンクリートのひび割れの原因を3例ご紹介しましたが、この他にも多数あります。

 

例えば、地盤の弱い場所に、建物を建築した場合、建物自体の重さで傾いたり、地震や道路を走る車の振動で建物が傾いたりします。

 

建物の一部分が沈下すると、建物のコンクリートの基礎に引張力がかかり、ひび割れが生じます。

 

こういった地盤沈下(不同沈下)によるもの以外にも、施工不良、地震や気温の変化等でも、コンクリートに引張力が働き、ひび割れます。

 

コンクリートのひび割れを放置する危険性とは?

 

 

 

 

以上、コンクリートのひび割れの原因について説明しました。

 

それでは、コンクリートのひび割れを放置する危険性について、簡単に解説しておきます。


 

 

コンクリートにひび割れが生じた場合には、その状況に応じて適切な補修が必要となります。

 

ひび割れの程度によっては、そのまま放置すると、ひび割れから雨水等がコンクリート内部へ侵水し、コンクリート内の鉄筋の錆の腐食を進行させてしまう危険性もあります。

 

また、ひび割れがコンクリートの強度を下げてしまう原因になる可能性もあります。

 

建物の基礎であれば、建物自体の強度も悪化し、地震等で耐えられなくなるリスクも考えらえます。

 

ひび割れを適切に補修をしなかったために、コンクリートの劣化を早め、寿命を縮めてしまうこともあるので、本当に注意が必要です。

 

コンクリートのひび割れの補修方法と補修材とは?

 

 

 

 

 

それでは、本題です。

 

コンクリートのひび割れの代表的な2つの補修方法について解説します。


 

 

 

ひび割れの補修方法は、大きく3つあり、被覆工法、注入工法、充填工法があります。

 

どの方法も、コンクリートの防水性、耐久性の回復を目的として行われるものです。

 

ひび割れを補修する際は、ひび割れの範囲や深さをしっかり確認する必要があります。

 

どの補修方法で、どの補修材を使うべきかは、ひび割れの状態(幅、深さなど)、ひび割れの原因、内部の鉄筋腐食の有無などの状況から、総合的に判断し決めることになります。

 

ひび割れの状態によっては、補修が不要で経過観察で済む場合もありますが、いずれにしても、素人では判断できないので、当然、専門の施工業者に相談することになります。

 

 

 

 

ひび割れ(クラック)の程度 補修方法
幅が0.2mm未満の微細なひび割れ 被覆工法
幅が0.2mm以上~1.0mm未満のひび割れ 注入工法
幅が1.0mm超える比較的大きなひび割れ 装填工法

 

 

 

被覆工法

 

ひび割れ被覆工法は、ひび割れの幅が0.2mm未満の微細なひび割れ向けの補修方法です。

 

ひび割れ箇所に、塗膜弾性防水材やポリマーセメントモルタル等の補修材で表面を被覆する工法です。

 

この補修は、表面を被覆することで、コンクリート内部への水や炭酸ガスの侵入を防ぎ、耐久性を向上させることを目的としています。

 

この補修は簡単なのでDIYでも可能ですが、仕上がりをより綺麗にしたいなら、専門業者へ依頼すべきです。

 

また、ひび割れが微細でも、中には、コンクリート内の鉄筋が錆びていることもあるので、やはり念のため専門家に相談すべきです。

 

 

 

 

注入工法

 

ひび割れ注入工法は、コンクリートひび割れ(幅0.2㎜以上~1.0mm未満)箇所に、エポキシ樹脂やアクリル樹脂の有機系、ポリマーセメント等の無機系の注入剤を注入する補修方法です。

 

注入によって、雨水や炭酸ガス等のコンクリート内部への侵入を防ぎ、コンクリートの耐久性を向上させることが可能です。

 

注入方法は、手動もありますが、現在は専用の注入器具を用いた注入方法が主流です。

 

専用の注入器具を使うことで、作業員の熟練度に左右されずに、一定の注入量、注入圧でひび割れ深部まで確実に注入することができます。

 

 

 

 

充填工法

 

ひび割れ充填工法は、コンクリートひび割れ(幅が1.0mm以上)の比較的大きなひび割れに適用する補修方法です。

 

ひび割れに沿ってコンクリートの表面を10㎜程度、U字型やV字型でカットし、カットした部分にポリマーセメントモルタルやエポキシ樹脂モルタル(シーリング)等の補修材を充填する工法です。

 

ひび割れが大きく、コンクリート内部の鉄筋が腐食している可能性がある場合には、防錆処理の後に補修し、錆の腐食が進んでいれば鋼材の切除を行った上で補修します。

 

 

 

 

補修材について

 

被覆工法、注入工法、充填工法について解説しましたが、各補修方法に応じて使う補修剤も異なってきます。

 

まとめると、以下の表の通りになります。

 

 

被覆工法 注入工法 充填工法
補修材 塗膜弾性防水材・ポリマーセメントモルタル エポキシ樹脂・アクリル樹脂・ポリマーセメント ポリマーセメントモルタル・エポキシ樹脂モルタル(シーリング)

 

 

補修材の詳細については、ここで理解する必要はありませんので、ご安心ください。

 

結局、ひび割れにどの補修材使うをべきかは、素人では判断できません。

 

しっかり専門の施工業者に相談し、その際に、不明点を認すれば全く問題ありません。

まとめ

 

 

 

 

 

以上、コンクリートのひび割れについて解説しました。

 

おわかり頂けたでしょうか?

 

それでは、最後にまとめです。


 

 

 

 

コンクリートのひび割れは、それ程珍しいことではなく、本記事で解説した通り、様々な原因で、コンクリートはひび割れます。

 

おそらく、あなたも、コンクリートのひび割れを、何度もご覧になったことがあると思います。

 

見慣れているということもあってか、実は、コンクリートのひび割れを、軽く考えている方が結構多いです。

 

確かに、全く補修の必要がない微細なコンクリートで、経過観察のみで済むひび割れもあります。

 

しかし、中には、ひび割れを、そのまま放置しておくと、コンクリートの劣化を早め、寿命を縮めてしまうものもあります。

 

コンクリートのひび割れを甘く見ない方がいいです。

 

ぜひ、ご自宅の基礎、駐車場等のコンクリートを、本記事を参考に点検してみてください。

 

そして、ひび割れを見つけた場合には、本記事を参考に、専門家に相談されるといいです。

 

今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

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著者情報:
村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表

 

経営するRCマンション、平屋ガレージハウス等、複数の賃貸物件について、空室対策として何度もリフォームを行ったことがあります。
リフォームは、室内のクロス、床、天井といった小規模なものから、屋根や外壁をリフォームする大規模修繕の経験もあります。
また、自宅を三井ホームで建て、さらに賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、新築の家づくり経験もあります。
そういったリフォームや家づくり経験で得た気付き、知識等を、記事にしていきたいと思います。

 

リフォームや家づくり等に役立つであろうと、資格も取得しました。
賃貸業など不動産ビジネスに役立つであろうと、宅地建物取引士に2008年に合格。
また、家づくり、リフォームに色彩は重要ということで、2級カラーコーディネーター(商工会議所)の資格を2019年に取得。
さらに、以前サラリーマン時代に、国内旅行業務取扱管理者の資格も2016年に取得。

 

著者のプロフィール情報