ガレージハウスをリフォームで実現!そのメリット・デメリット・費用・注意点とは?

ガレージハウスをリフォームで実現!そのメリット・デメリット・費用・注意点とは?

ガレージハウスをリフォームで実現!そのメリット・デメリット・費用・注意点とは?

 

 

村上悠です。
経営する賃貸物件について、空室時の各部屋のリフォーム、さらに大規模修繕を行ったことがあります。
リフォームに関しては、何度も行ったことがあり、かなり経験があります。
その経験をベースに記事を書こうと思います。

 

今回は、ビルトインガレージのリフォームについて取り上げます。
ビルトインガレージは、建物内部に駐車スペースを設けたガレージのことです。


 

 

 

 

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これにより、ガレージは居住空間と密接につながり、生活の一部に車やバイクがある家になります。
常に車やバイクを見ながら、感じながら生活できるので、車やバイクの愛好家にはたまらないわけです。

 

ビルトインガレージと似た言葉に、「インナーガレージ」、「ガレージハウス」がありますが、実は、この3つは同じ意味と考えて問題ないです。
3つとも、建物内部に駐車場を設けているという点では同じなわけです。

 

 

最近は、このビルトインガレージを希望される方が多いです。
愛車、バイクを眺めたい、愛車を綺麗に保てる、雨でも濡れないで車に乗れる、愛車を盗まれる心配がないとか、ガレージで趣味を楽しみたいとか・・理由は様々です。

 

皆さん、特に男性の方に多いのですが、憧れのインナーガレージでの快適な生活を夢見ています。

 

好きなものに囲まれて・・幸せなガレージ空間です。。

 

 

こんな憧れの空間、ビルトインガレージ(インナーガレージ・ガレージハウス)ですが・・
そもそも新築でビルトインガレージの家を建てないと無理とあきらめがちです。

 

 

こんな可愛いクラシックカーをガレージに・・・

 

 

しかし・・
通常の自宅の一部屋をガレージにリフォームすることで手に入れた方が、いらっしゃいます。

 

今回は、こんな憧れのビルトインガレージを設けるためのリフォームを中心に、様々な観点で解説していきます。

 

私は、千葉県の九十九里方面で、海辺の隠れ家風の賃貸ガレージハウスを経営しており、自分でもその一部を週末中心に使っております。
また、神奈川県内に本格派のシャッター付きバイクガレージも経営しておりまして、その両物件をお使いの方々の、楽しい!!ガレージライフもご紹介します。

 

ガレージハウスのメリットとは?

 

ビルトインガレージ(インナーガレージ・ガレージハウス)のメリットを考えてみます。

 

メリットは、ズバリ2点にしぼることができます。

 

1つ目のメリット(趣味を楽しむため):

 

ビルトインガレージ、インナーガレージ、ガレージハウスの1つ目のメリットは、とことん趣味を楽しむことができること。

 

ビルトインガレージという空間を使い、自分の好きなこと、趣味を、とことん楽しむのです。

 

車が好きな方、バイクが好きな方、サーフィンが好きな方、日曜大工が好きな方・・その好きな事、趣味を最大限に楽しめるのがビルトインガレージです。

 

ガレージという、半屋外、土間空間というのは、通常の室内空間とは全く異なり、実に味わい深い空間です。

 

そのガレージの空間に、趣味に関係したもの、好きなもの、何でも持ち込み、自分の空間、まるで秘密基地のような感じの空間をつくることができます。

 

ここで、いくつかご紹介します。

 

こちらは、私が経営するガレージハウスの写真で、実際に入居者の方が、使っていたガレージ内を撮らせていただいたものです。
朝と夕方、サーフィンを楽しみ、昼間は、ここで油まみれになりながら、バイクいじり・・本当に楽しまれていました。

 

 

 

 

ガレージの白い壁を利用し、ここで上映会を楽しんだり、夜遅くまで、友人たちと、お酒飲みながら・・語り合ったり、本当に、ガレージという空間は不思議な空間です。

 

 

 

 

 

 

こちらの写真も、外国から部品を取り寄せ、ガレージでバイクを組み立てたり・・
週末に、富士スピードウェイ・・といったレース場で、レースに参加したり、サーキットを走行するのって、結構コストがかかるそうです。ガレージをその拠点に。

 

 

 

 

このように、趣味を楽しむには、人生を楽しむには、このビルトインガレージ(インナーガレージ・ガレージハウスは最高です!!
ここは、大人の秘密基地。

 

 

 

 

大好きな車を、まるでインテリアのように、ゆっくり鑑賞することもできます。
ビルトインガレージ内に、気に入った机、テーブルなどの家具を持ち込み、お酒をたしなみながら車やバイクと過ごす人もいます。

 

ビルトインガレージ(インナーガレージ・ガレージハウス)の楽しむメリット・・本当に素晴らしいですよね。

 

 

 

 

2つ目のメリット(実用的な面で便利):

 

 

ビルトインガレージ(インナーガレージ・ガレージハウス)のメリットの2つ目は、実用的な面でいくつかあります。

 

まず、駐車場としての利用です。

 

都市部は土地が狭いため駐車スペースの確保が難しい、近所で駐車場を借りるにも料金が高過ぎる、そもそも空いていないと困ったケースが結構あります。
であれば、いっそうのこと駐車場を建物に取り込んで、ビルトインガレージにしようというものです。まずは、駐車場の確保というメリットです。

 

さらに、実用面でメリットがあります。

 

重い荷物を運ぶ場合、ビルトインガレージであれば、荷物を運ぶ距離が短くてすみ便利で楽です。
どんなに悪天候の時でも濡れずにすむ、大切な車を雨や風から愛車を守ることもできます。車やバイクの盗難のリスクも回避できます。

 

 

このように、ビルトインガレージ(インナーガレージ・ガレージハウス)は、実用面でもメリットが大きいです。

ガレージハウスのデメリットとは?

 

 

ビルトインガレージ(インナーガレージ・ガレージハウス)のデメリットとは、広いペースが必要になるという問題です。

 

通常、ビルトインガレージは、車を駐車させるという意味でも、1階に設けます。

 

そのガレージに車を2台駐車するとなると、最低でも、幅6メートル、奥行6メートル。
(台分のビルトインガレージであれば、広さは、幅3メートル、奥行き6メートル)

 

つまり、2台分のビルトインガレージは、36㎡、つまり11坪近くの広さが必要になり、1階部分に、それだけの広さが必要になるというわけです。

 

 

 

 

1階部分のかなり広いスペースを、ビルトインガレージに奪われることになりますので、通常1階に配置するリビング、キッチンなどは場所を2階に設けることになります。
1階部分の「人の住まい」が削られるので、そこに住む者への生活にも大きく影響します。

 

ビルトインガレージ、インナーガレージ、ガレージハウスの間取りも、思い切った方法で考える必要があります。
中途半端な考えでビルトインガレージをつくると、住みづらい家になるリスクが大きいので、要注意です。

 

車やアウトドアに興味がない、ガレージに意味を感じないご家族も含め、全員で議論し、調整する必要があります。

 

以上が、ビルトインガレージ(インナーガレージ・ガレージハウス)の最大のデメリットです。

 

その他にもデメリットはいくつかありますが、大した問題ではありません。

 

ガレージに換気や照明設備が必要であるとか、車のサイズを大きくするとか、台数を増やすことができないこと。
防犯上のことを考え、ガレージ前にシャッターなどを設ける必要があるとか・・何かと、ガレージならではの設備などが必要となり、費用もかかります。

 

以上が、ビルトインガレージ(インナーガレージ・ガレージハウス)のデメリットです。

ガレージハウスのリフォーム費用について施工例から考察!

 

ビルトインガレージ(インナーガレージ・ガレージハウス)のリフォーム費用ですが、現在の建物の状況に応じて全く異なりますが・・
一般的には、施工費が200~300万円と高くなる傾向があります。

 

リフォームの施工事例を1つあげますので、その金額を参考にされるといいです。

 

 

築30年の戸建ての住宅の和室を、インナーガレージにリフォームした事例です。

 

こちらのリフォームは、もともと8畳の和室であったところを、インナーガレージにリフォームしたものです。
施主が、バイク好きということで、大好きなバイクを雨風、盗難リスクから守り、バイク仲間と過ごす空間が欲しいという要望を叶えたものです。
なんと、隣の寝室からも、窓からバイクを眺めることができます。
実におしゃれなセンスのいい空間に仕上がっています。

 

工期は1ヵ月、リフォーム費用は、230万円(単独工事をする場合の概算)。

 

 

 

 


ガレージハウスのリフォームの注意点とは?

 

ビルトインガレージ(インナーガレージ・ガレージハウス)のリフォームの注意点ですが、大きく3つあります。

 

建物の補強

 

ガレージは、そこに駐車する車のサイズに合わせ、開口部を広げる必要があります。
車1台分であれば、3メートル、車2台分ともなると6メートルにもなります。
それにより建物そのものへの影響を考慮し、補強を行う必要があり、その分コストがかかります。

 

居住空間への影響

 

広いガレージを設けた分、そこに住む者の居住スペースが削られます。
リビング、キッチンを、2階へ移動する等、ある程度、大胆な発想で、間取りを考える必要があります。
そこで快適に暮らせるよう、居住空間をよく検討する必要があります。

 

ガレージ特有の設備

 

ビルトインガレージには、排気ガスに配慮した換気設備、防犯のためのシャッターなど、コストのかかる設備が必要になります。
そういったガレージならではの設備の設置コストも含めて、リフォーム予算を検討する必要があります。

まとめ

 

こちらの画像は、私が経営するガレージハウスです。
全部で3部屋あり、1つを自らも楽しみ、残りの2つを賃貸しております。

 

毎回、ここを訪れ感じるのですが・・
ガレージハウスの入居者の方、皆さん、ここでの暮らしを、とことん楽しまれており、そのパワーにすごくいい刺激を受けます。

 

 

 

車、バイク、アウトドアが大好きです!
嫌なことがあった日も、もちろん嬉しい日も、ここガレージにいるだけで、心が豊かになります。
ガレージという非日常的な空間、採光です!!

 

 

 

それでは、最後に、ビルトインガレージ(インナーガレージ・ガレージハウス)をリフォームで実現するために、具体的にどうすればいいのかを解説します。

 

ビルトインガレージ・インナーガレージ・ガレージハウスのリフォームをできるだけ安い費用で、そして、信頼できる業者に依頼をし、リフォームを成功させるには、どうしたらいいのでしょうか?

 

そのためには、まず、見積もりをとる必要があります。
ここが、全ての始まり、スタートです。

 

ビルトインガレージ・インナーガレージ・ガレージハウスのリフォームにかかる費用、価格、値段、相場・・を知るには・・
まず、リフォーム会社に見積もりを依頼する必要があります。

 

しかし・・このリフォームの見積もりについて、どう取るのか、どう比べるのか・・全くわからないという方がほとんです。

 

 

リフォームの見積もりの取り方がわからない

 

ビルトインガレージ・インナーガレージ・ガレージハウスのリフォームで、まず気になるのは、リフォームの費用、価格、相場・・お金がいくらかかるのか、どれくらい予算をみておけばいいのか。
その金額を知る方法は、たった1つ、リフォーム会社に見積もりを依頼するしかありません。

 

 

その見積もりの取り方、その見積もりをいくつ取ればいいのか、よくわかないという不安と悩みです。

 

なぜ、1社の見積もりではダメなのか?

適正な費用、価格がわからない
(中には高額な請求をしてくる業者もいるので要注意です)
ビルトインガレージ・インナーガレージ・ガレージハウスのリフォームは、他のリフォームに比べ費用はかなり高額です。
最低でも3社の見積もりはとるべきです。
→ 私は、あと少しで大損するところでした。(体験談)
業者が提案する施工内容が適正なのかわからない
リフォームプラン、アイディアが充分でない
(他のプラン、アイディアと比較することで、さらに満足度の高いものにすることができます)

 

そして・・複数の見積もりを比較検討することが重要です。

 

 

 

リフォーム業者を信頼できない

 

リフォームに関係した事件、トラブルが本当に多いです。
高齢者をだまし、必要のない屋根のリフォームを行おうとした詐欺事件もありました。
→ 参考)リフォームの詐欺事件
また、こちらが何も専門知識、リフォーム経験がないことにつけこみ、手抜き工事を行ったり、相場より高い費用を請求してくることはないのかという、不安と悩みです。

 

 

 

見積もりの手続が面倒だし時間がない

 

複数の見積もりを取るのは、手続が面倒で、時間もかかるのではないかという不安や悩みです。
リフォームを行いたいが、しかし、毎日忙しいので、そこには、あまり時間をかけることができないという方が多いです。

 

これら全ての悩みや不安を解決するには、リフォーム比較サイトを活用し複数のリフォーム会社に見積もりを依頼するのがいいです。 

 

 

実際に使ってみましたが、よかったです。あなたもリフォームに不安や悩みがあるなら、きっと満足するはずです。

 

 

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著者情報:
村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表

 

経営するRCマンション、平屋ガレージハウス等、複数の賃貸物件について、空室対策として何度もリフォームを行ったことがあります。
リフォームは、室内のクロス、床、天井といった小規模なものから、屋根や外壁をリフォームする大規模修繕の経験もあります。
また、自宅を三井ホームで建て、さらに賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、新築の家づくり経験もあります。
そういったリフォームや家づくり経験で得た気付き、知識等を、記事にしていきたいと思います。

 

リフォームや家づくり等に役立つであろうと、資格も取得しました。
賃貸業など不動産ビジネスに役立つであろうと、宅地建物取引士に2008年に合格。
また、家づくり、リフォームに色彩は重要ということで、2級カラーコーディネーター(商工会議所)の資格を2019年に取得。
さらに、以前サラリーマン時代に、国内旅行業務取扱管理者の資格も2016年に取得。

 

著者のプロフィール情報