村上悠です。
経営する賃貸物件で空室時のリフォーム、大規模修繕を行ったことがあります。
その経験をベースに記事を書こうと思います。
今回は、和室を洋室にリフォームする費用、価格について、特に畳をフローリングに変えるケースを中心に解説していきます。
後程、ご紹介する体験談にもありますが、畳に不満がある方は多く、フローリングへのリフォームを検討される方が、本当に多いです。
これからお話することが、和室から洋室へのリフォームを検討される際の、参考になれば幸いです。
それでは、始めます。
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和室から洋室へのリフォームを検討される方は、本当に多く、その理由は、様々です。
当初は、来客用の宿泊場所として考えていた和室が、ほとんど使われず、無駄なスペースになっているので、そこを有効活用したいとか。
カビやダニが発生しやすい畳を、清潔で掃除のしやすいフローリングに変えたいとか。
また、和室の畳、障子、ふすまの張り替え等、費用とメンテナンスが大変なので改善したいとか、理由はいろいろ。
そんな様々な問題をかかえる和室を洋室に変えるリフォームですが、施工内容には、以下の通りいくつかパターンがあります。
■和室の畳だけをフローリングに変える、比較的軽めのリフォーム。
■畳をフローリングに変えるだけでなく、さらに天井や壁のクロスも洋室仕様に変えるリフォーム。
■和室の押入れを洋室向けのクローゼットに変えるリフォーム。
■和室のふすまを、ドアである洋室建具に変えるリフォーム。
よりわかりやすいように、和室と洋室の設備の違いもまとめておきます。
和室のどの設備を、洋室のどの設備に変更するのかが、よくおわかり頂けれると思います。
設備 | 和室 | 洋室 |
---|---|---|
床 | 畳 | フローリング |
収納 | 押入れ | クローゼット |
建具 | ふすま・障子 | ドア・カーテンレールのある窓 |
天井 | 真壁・板の天井 | 大壁・クロス天井 |
このように、和室を洋室に変えるリフォームの施工内容は様々で、当然、価格、費用も異なります。
和室を全面的にリフォームし、完全に洋室に変えるリフォームもあれば、
結構、多いのが、畳のみをフローリングに変える、比較的小規模なリフォームです。
どこまで施工するかにより、リフォームの価格、費用は大きく違ってきます。
それでは、それぞれの、リフォーム施工内容の、リフォームの価格、費用について解説していきます。
和室の畳をフローリングに変えるリフォームの価格、費用について解説します。
よくある和室(6畳~8畳程度)の畳をフローリングにリフォームするのに、価格、費用は、おおよそ、13万円~30万円かかります。
住居のタイプが一戸建てなのか、マンションなのか、断熱材を設置するか否か、フローリング材を通常のものにするのか、無垢にするのか、大きくはこれらに応じてリフォームの価格、費用はかわってきます。
なお、マンションの場合、管理規約等により、防音仕様のフローリングを使う必要があり、その分費用が高くなります。
住居タイプ | フローリング材(断熱材の有無) | 6畳の場合 | 8畳の場合 |
---|---|---|---|
一戸建て | 通常のフローリング(断熱材あり) | 14万円~17万円 | 18万円~21万円 |
一戸建て | 通常のフローリング(断熱材なし) | 13万円~16万円 | 17万円~20万円 |
一戸建て | 無垢のフローリング(断熱材あり) | 15万円~19万円 | 19万円~24万円 |
一戸建て | 無垢のフローリング(断熱材なし) | 14万円~18万円 | 18万円~23万円 |
マンション | 通常のフローリング(断熱材あり) | 19万円~22万円 | 24万円~28万円 |
マンション | 通常のフローリング(断熱材なし) | 18万円~21万円 | 23万円~27万円 |
マンション | 無垢のフローリング(断熱材あり) | 20万円~24万円 | 25万円~30万円 |
マンション | 無垢のフローリング(断熱材なし) | 18万円~22万円 | 24万円~29万円 |
畳を撤去し、フローロングに変えるだけなのに、なぜ、こんなに高いのか?
この金額を高いと思われた方も多いと思います。
なぜ、価格、費用が高いのか、簡単にご説明しておきます。
実は、畳をフローリングに変更する工事は、畳を撤去し、そのままの状態でフローリングを張る、単純な工事ではないからです。
まず、畳を撤去したら、そこに下地材の設置工事を行い、その後にフローリング材を張る必要があります。
通常、畳の厚さは4㎝~5㎝ありますが、それに比べフローリング材は、1.2㎝程度しか厚みがありません。
下地材を設置しないと、隣の部屋の床との間に、畳とフローリングの厚みの差、2.8㎝~3.8㎝もの段差が生じてしまいます。
この段差を生じさせないために、高さ調整のために下地材を設置する工事が、どうしても必要になり、その分、施工費用が高くなります。
そして、少し専門的な話になりますが、通常、床の下地には、根太(ネダと言います)という横木を、一定間隔で設置します。
畳の場合は強度が高いので、根太と根太の間隔は広めに組めます。
一方フローリングは、畳に比べ、強度が弱いので、根太の間隔を狭くする必要があります。
この根太の組み直し、設置作業分、当然、価格、費用は高くなります。
また、築年数の経った住宅の和室の場合、畳の下に断熱材がはいっていない場合があります。
フローリングは畳に比べ、厚みがなく薄いですし、畳より冷えやすいので、断熱材を設置する工事も必要になり、その分の施工費用が高くなります。
さらに、マンションの場合、管理規約等により、防音・遮音仕様のフローリングを使う必要があり、その分費用が高くなります。
フローリングは畳よりも防音・遮音性が劣りますので、マンションのような集合住宅では、フローリングに、防音・遮音について、結構、厳しく制限をかけてます。
マンションにお住いの方は、事前に、管理規約を必ずチェックする必要があります。
和室から洋室へのリフォームの際に、畳のフローリングへの張替えだけでなく、あわせて、天井や壁のクロスも一緒にリフォームするケースです。
せっかく、畳をフローリングに変えても、壁や天井が和室仕様だと、アンバランスというか、実に中途半端です。
ぜひ、壁と天井のクロスを、洋室向けのクロスに張替えることを検討されてはいかがでしょうか。
和室の壁と天井のクロスを、洋室仕様の壁紙クロスにリフォームする場合の価格、費用は、おおよそ、6~8畳間の和室で10万~20万円程度になります。
当然、状況に応じて、リフォームの価格、費用は変わってきますので、あくまでも、参考の金額です。
和室の押入れをクローゼットにリフォームする価格、費用は、おおよそ8~25万円です。
リフォームの価格、費用は、状況に応じて施工内容が変わってきますので、金額にかなりひらきがあります。
例えば、クロゼット内部が結露してしまうリスクがあれば、断熱材を導入する必要がありますし、さらに床材の補強工事が必要になることもあります。
このように同じクローゼットのリフォームでも、施工内容が異なり、価格、費用の金額も違ってきます。
リフォームの施工内容としては、まず、ふすまを撤去します。
そして、扉材を取り付け、押入れ内部に、内側の仕切り材やハンガーパイプなどを設置する施工になります。
扉は、ぜひ、その洋室に合ったものにするといいです。
床、天井、壁とのバランスのいい扉を選択することで、その部屋の雰囲気がグッとよくなるので、扉にはこだわるといいです。
ちなみに、クローゼットは、そこに住む者にとって、快適な暮らしが実現できるか否か、意外と重要なポイントです。
どのようなリフォームにしたいのか、クローゼットの使い方を、よくリフォーム会社の担当者に伝え、納得いくまでご相談されるといいです。
通常サイズのふすま(間口750mm前後)を、洋室向けのドアに変更する場合、リフォームの価格、費用は1ヶ所あたり8万円~15万円です。
このドアのリフォームで、最も簡単な施工で、かつ費用を安く抑えるのであれあば、引き戸タイプのドアにするのがおすすめです。
この場合、ふすまの建具本体と敷居の交換だけの簡単な工事になります。
開き戸に変更する場合は、隣室や廊下との段差をなくす施工工事が必要になるなど、その分、リフォーム価格、費用は高くなります。
和室(6~8畳間)を全面的に洋室にリフォームする価格、費用は、おおよそ55万円~100万円です。
これまでお話した、畳のフローリングへの変更、壁や天井のクロスの張替え、押入れをクローゼットにしたり、ふすまを洋室建具に変えたりすることを、全て行うリフォームになります。
個別にリフォームを依頼するのではなく、部屋全体のリフォームの依頼になりますので、個々のリフォーム金額は、多少安くなる傾向があります。
どうせリフォームするのであれば、バラバラと個別ではなく、まとめて行う方が、コスト的にもお得なように思います。
和室から洋室へのリフォームをできるだけ安い費用で、そして、信頼できる業者に依頼をし、リフォームを成功させるには、どうしたらいいのでしょうか?
そのためには、まず、見積もりをとる必要があります。
玄関網戸の取り付けにかかる費用、価格、値段、相場・・を知るには・・
まず、リフォーム会社に見積もりを依頼する必要があります。
しかし・・このリフォームの見積もりについて、どう取るのか、どう比べるのか・・全くわからないという方がほとんです。
和室から洋室へのリフォームで、まず気になるのは、リフォームの費用、価格、相場・・お金がいくらかかるのか、どれくらい予算をみておけばいいのか。
その金額を知る方法は、たった1つ、リフォーム会社に見積もりを依頼するしかありません。
その見積もりの取り方、その見積もりをいくつ取ればいいのか、よくわかないという不安と悩みです。
なぜ、1社の見積もりではダメなのか?
■適正な費用、価格がわからない
(中には高額な請求をしてくる業者もいるので要注意です)
→ 私は、あと少しで大損するところでした。(体験談)
■業者が提案する施工内容が適正なのかわからない
■リフォームプラン、アイディアが充分でない
(他のプラン、アイディアと比較することで、さらに満足度の高いものにすることができます)
そして・・複数の見積もりを比較検討することが重要です。
リフォームに関係した事件、トラブルが本当に多いです。
高齢者をだまし、必要のない屋根のリフォームを行おうとした詐欺事件もありました。
→ 参考)リフォームの詐欺事件
また、こちらが何も専門知識、リフォーム経験がないことにつけこみ、手抜き工事を行ったり、相場より高い費用を請求してくることはないのかという、不安と悩みです。
複数の見積もりを取るのは、手続が面倒で、時間もかかるのではないかという不安や悩みです。
リフォームを行いたいが、しかし、毎日忙しいので、そこには、あまり時間をかけることができないという方が多いです。
これら全ての悩みや不安を解決するには、リフォーム比較サイトを活用し複数のリフォーム会社に見積もりを依頼するのがいいです。
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お寄せいただいた体験談をご紹介します。
和室の畳をフローリングに張替え、部屋をリフォームにした体験談で、畳の張替えをお考えの方には、参考になると思います。
では、どうぞ。
まずは、こちらをご覧ください。
私の家は、ほとんどの部屋がフローリングで、ひと部屋だけ8畳の畳の和室です。
和室はお客さん用として使う予定でした。
畳の部屋で8畳もあれば、そこに布団を敷き、4~5名は寝られるので、ゲスト用です。
しかし、実際は、和室を使うことが、ほとんどなく、だんだん部屋としてもったいないと思うようになりました。
一年に一度、訪問があるかないかのお客さんのためよりも、もっと自分たちの生活のために使いたいと思うようになりました。
そこで8畳の和室の畳をフローリングに張替えることにしたのです。
和室の全てをリフォームするとなると、予算の関係で苦しいので、とりあえず今回、畳をフローリングに張り替えることに限定しました。
それでは、私の体験談をご紹介します。
8畳の和室は、ほとんど使うことがありませんでした。
これまで、お客さんが使う部屋として、そのまま残していたのですが・・
このままずっと、8畳もある和室を使うことなく放置しておくのは、もったいないと思いが強くなりました。
さらに・・その和室は、畳ということで、掃除の面で使いにくいのです。
我が家では、掃除機を使わず、そのまま雑巾でふくことにしています。
フローリングだとさっとふくことができるのですが、畳だとそんな風にできないんですね。
和室の畳だけ、箒などの別の掃除道具で掃除をする必要があり、それが面倒と思うようになりました。
だんだん、和室の畳のところだけ掃除をする回数が減り、なんとなく汚い部屋というそんな感じになっていました。
畳は、暗いイメージもあるので、その点も不満でした。
そこで、私がまず考えたのは・・
和室がリビングの隣にあるので、畳をフローリングに張替えることで、和室をリビングと一体化させ、広くしたいと。
そのことについては、家族全員が大賛成でしたね。
フローリングは、掃除だけでなく様々な面で使いやすいということで、反対する家族はいませんでした。
リビングを広くすることで、今まで狭く使いにくかったリビングが、快適で過ごしやすく、そこにいて楽しくなるはずです。
そんな夢と希望をもって、今回、思い切って、和室の畳をフローリングに張替え、リフォームすることにしました。
和室の畳をフローリングに張替えるリフォームにかかる費用は、当初、思っていたほど高くありませんでした。
その和室の部屋は8畳ありますが、その部屋で50万円という予算内で済ますことができたのです。
通常はリフォームと言うと、とても高い費用、価格になると思っていたので、意外でした。
100万円単位の金額になると思っていただけに、そのことを知りもっと早くリフォームをすればよかったと思います。
毎日暮らす家なので、その便利さ快適さ、心地よさを考えたら和室をフローリングに張替え、リフォームする方がずっといいです。
リフォームをどうしてもっと早く進めなかったのかと、少し後悔しています。
張替えるフローリングは、どんなものがいいだろうと、いろいろと検討していました。
その時、やはり隣のリビングのフローリングのものと合わせることが一番と思ったのです。
床が違う色だとなんとなくちぐはぐな感じになってしまうからです。
そこでリビングのフローリングの色と合わせることにして、その色を営業の人に見つけてもらうことにしました。
その結果、幸運にもほぼ似た色を見つけてもらうことができました。
それは、複合フローリングという種類のものです。
リビングのものよりも、ピカピカして少し光る感じのモノです。
見た目は綺麗だし、違和感なく使えるのでいいと思ってそのフローリングに決めました。
そして、出来上がった時にこんなに綺麗になるのかと感動しました。
複合フローリングとは?
合板、集成材等の表面に、0.3㎜~1㎜程度に薄く削った天然木(ナラ、サクラ、カバ、ブナなど)を張り合わせた床材を複合フローリングといいます。
1点目の気になる点。
当初、いいと思った複合フローリングですが、ちょっとだけ気になる点があります。
フローリングは、ピカピカして綺麗で、床が冷たく、夏はとても過ごしやすいと感じますし、冷房もききやすくその点、とてもいいです。
しかし、その半面、冬はとても寒いのです。
そのことは、出来上がってから知ることになったのですが、その点を考慮し、床暖房のフローリングすれば良かったのかなと、今、思います。
ただ、極端に寒いということではないので、スリッパをはけば全く問題ありませんが、期待が大きかっただけに、少し、残念です。
2つ目の気になる点。
畳をフローリングに張替え、和室の隣のリビングと一体化させるには、仕切りのところを平坦にする必要があります。
ほぼ平坦なのですが、ちょっとだけ畳のところが高くなっていていたんですね。
そこで、その間に隙間というか、段差を埋めるために小さい板をはめ込むことになったのです。
その板により、ちょっとだけ引っ掛りがあります。
ほぼ平坦、バリアフリーですが、たまに、そこを通る時に足を引っ掛けることがあり、要注意となりました。
そんなことは、些細なことですが、そこがなんとかならなかったのかなと思うことがあります。
これが2つ目の気になる点です。
まず部屋が広くなったので、とても気持ちがいいです。
もう最高です。
もっと早くリフォームすれば良かったと思います。
リビングが広くなり、そこで過ごすことも多くなり、家族全員が楽しくリラックスできる部屋になったと感じます。
また、その場所は安心安全な場所になりました。
まず広いので、転倒をしたとしても家具に当たることがありません。
しかも家具をおいても、歩行の邪魔にならず助かっています。
掃除がしやすいということも、体力的に楽です。
年をとるたびに、そんな些細なことが辛くなってきます。
ちょっとした事ですが、毎日のことなのでその積み重ねで辛くなるのです。
それを、畳をフローリングに張替えることで、解消できたのは、とても嬉しい事ですね。
そして、リビングの空気の流れも良くなりました。
広くなったので、とても快適です。
さらに、匂いがこもりにくくなりその点もとてもいいです。
畳の部屋はその匂いがこもりやすかったと思っています。
ちょっとカビ臭い感じもありましたが、それも解消されたので、健康面でも良い部屋にできたと感じます。
8畳の和室の畳をフローリングに張替え、リビングと一体化させた、今回のリフォームは、大満足です。
以上、和室のリフォームの体験記をご紹介しました。
ここからは、和室のリフォーム、特に畳をフローリングに張替えに関する疑問に回答したいと思います。
ここからは、和室のリフォーム、特に畳をフローリングに張替えに関する疑問に回答したいと思います。
畳をフローリングに変えるリフォームに要する期間(日数)は、選ぶフローリングの床材、リフォームを行う部屋の広さによって変わります。
和室の畳をフローリングに変える場合であれば、6畳の和室で、期間(日数)は2、3日です。
ちなみに、既にあるフローリングの上に新しいフローリングを重ねて張る場合は、期間(日数)は、畳をフローリングに変えるリフォーム期間(日数)より約1日短くなります。
なお、畳をフローリングにするだけでなく、壁や天井を張替えたり、押入れをクローゼットに変えたり、ふすまをドアに変えたり・・
和室を洋室に全面的にリフォームするとなると、当然、リフォーム期間は、さらに長くなります。
フローリングの張替えを一部だけ行うことは可能です。
この一部の張替えを希望される方は、結構多く、「重い物を落とし、フローロングがへこんだ」とか、「猫がひっかいた」とか、傷んだフローリングの一部のみを、張替えたいということです。
この一部張替えには、いくつか欠点がありますので、その辺を考慮し、一部だけか、それとも全面を張替えるのか、検討する必要があります。
■フローリングの完全再現が難しいという欠点
既存のフローリングと全く同じ製品がないケースが多く、その場合、微妙に色が違ったり、風合いが違ったりすることがあります。
仮に全く同じ製品のフローリングがあったとしても、既存のフローリングが経年変化や太陽光などの影響で、色あせていたり、多少変色していたりするので、そこに新しいのを張替えると、かなり、違和感が生じてしまいます。
むしろ、そのままの方が、見栄えがいいなんてこともありますので、一部、張替は、慎重に検討した方がいいです。
■一部張替えた部分が、後で浮いてくる可能性があるという欠点
通常、フローリングは、横面にある実(さね)と呼ばれる凹凸の溝とでっぱりを交互に組み合わせることで、固定しており、合板の接着に使われている接着剤が弱くならない限り、浮くことはまずあり得ません。
しかし、フローリングの一部張替えの方法の一つに、この実(さね)を切り落とす方法があり、その場合、強度が弱くなり、後で、張替えた一部のフローリングが浮いてくる可能性があります。
部屋のフローリングの端を、一部張替えるのであれば、実(さね)を残すこともでき、仕上げも綺麗ですし、強度も全く問題ありませんが、部屋の中央部の一部を張替えるとなると、全てのフローリングを剥がすわけにもいかず、実(さね)を残さないで、一部を張替えることもあります。
以上が、欠点ですが、■工事の期間(日数)が短いとか、■部屋の家具を移動する必要がない等、一部の張替えにはメリットもあります。
以上、メリット、デメリットを考慮し、どうするのかを検討してみてください。
■マンションを自分で所有する場合でも注意が必要です。
マンションの管理規約や使用細則に注意ずる必要があります。
場合によっては、畳をフローリングに変えることを禁止していることがあります。
そういった場合には、全面ではなく、部分的でも、フローリングに変えることは一切できません。
まずは、管理規約を確認することからスタートしてください。
■賃貸物件の場合は、さらに注意が必要です。
畳をフローリングに変えるのは、一部でも、大家さんや管理会社に相談する必要があります。
入居者の判断のみで行うことは、一切できません。
あくまでも畳をフローリングに変えるのは、大家さんの責任のもと、行うものだからです。
許可をとらず行った場合、フローリングの一部の張替えでも、後で、大きなトラブルになるので、くれぐれもご注意ください。
以上、和室を洋室にリフォーム、特に畳をフローリングに変える価格、費用について、いろいろお話しました。
最後にまとめです。
本記事で、和室と洋室の設備の比較表をご紹介しました。
設備 | 和室 | 洋室 |
---|---|---|
床 | 畳 | フローリング |
収納 | 押入れ | クローゼット |
建具 | ふすま・障子 | ドア・カーテンレールのある窓 |
天井 | 真壁・板の天井 | 大壁・クロス天井 |
和室の全ての設備を洋室に変えるリフォームは、当然ですが、それなりの費用がかかり高いです。
中には、「予算を、そこまでの金額をかけることができない」という方も多いと思います。
そういった方は、ぜひ、畳をフローロングに変えるだけのリフォームを行うとか、和室の設備の一部を洋室に変える部分的なリフォームを検討されてはいかがでしょうか。
ぜひ、本記事を参考に、和室を素敵な洋室にリフォームしてください。
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著者情報:
村上悠
レリッシュプラン株式会社:代表
経営するRCマンション、平屋ガレージハウス等、複数の賃貸物件について、空室対策として何度もリフォームを行ったことがあります。
リフォームは、室内のクロス、床、天井といった小規模なものから、屋根や外壁をリフォームする大規模修繕の経験もあります。
また、自宅を三井ホームで建て、さらに賃貸物件の平屋ガレージハウスを建てる等、新築の家づくり経験もあります。
そういったリフォームや家づくり経験で得た気付き、知識等を、記事にしていきたいと思います。
リフォームや家づくり等に役立つであろうと、資格も取得しました。
賃貸業など不動産ビジネスに役立つであろうと、宅地建物取引士に2008年に合格。
また、家づくり、リフォームに色彩は重要ということで、2級カラーコーディネーター(商工会議所)の資格を2019年に取得。
さらに、以前サラリーマン時代に、国内旅行業務取扱管理者の資格も2016年に取得。
記事更新:
■よりわかりやすくするために、「和室を洋室にリフォームする価格、費用とは?」の記事に和室と洋室の設備の比較表を追加し、さらに「まとめ」の記事を追加しました。(2023/3/24)